【低学年テーマ】「食」にまつわるそれぞれの旅をシェア!~テーマ発表が終わりました~


いよいよ発表の日を迎えました

3グループに別れて学習を進めてきたテーマ学習

「食」をメインテーマにして、添加物、にわとり、栄養のグループに別れて、それぞれの学びを旅してきました。

11月14日は、その学びの様子をシェアしあう、テーマ発表の日でした。

 

これまでの様子はこちら

〇添加物グループ

【低学年テーマ】味も見た目も違う?〜添加物が入っているものと入ってないものを食べ比べしよう〜

〇にわとりグループ

【低学年テーマ】かわいいかわいいにわとりを、食の方向から見つめる!?~にわとりチームの調査~

【低学年テーマ】にわとりかわいい!こんな卵見たことない!~清阪テラスさんへ見学に行きました~

〇栄養グループ

【低学年テーマ】栄養のこと、もっと知りたい!

午前中は高学年が「食」について、個人やグループになって様々な角度から深めた学びを発表してくれました。

午後は、いよいよ低学年の番です。

沢山の人を前に、ドキドキの発表タイム。さて、うまくいったのでしょうか?

グループごとに紹介していきます

 

 

にわとりグループ

実はにわとりグループ、発表リハーサルの日に養鶏場に出かけていて

あまりがっつり練習ができていませんでした。

でも、みんな堂々と発表しました~!

緊張している様子。それぞれの担当の場所を一生懸命発表しました。

 

とりにく料理のクッキングの様子も、写真を見せながら伝えました。

 

ぷよぷよたまごの実験は、動画で伝えました。

ぷよぷよになったたまごの様子、割れる様子がよく伝わりました。

 

最後に養鶏場のことを伝えました。

これは台本も作らず、写真に合わせてアドリブで!

 

自分たちが実際に目で見て感じたことをとても上手に伝えていました。

 

にわとりグループのメンバーは、やはり養鶏場に行って見たこと、

初めて知ったことがとても強く印象に残ったようです。

 

・種類によって からのぶ厚さがちがうとおもっていたけど、えさによって変わるときいてびっくりしました。

・たまごは、食べ物によってあじがちがうから、えびばっかりあげてたら、たまごがえびくさくなることを知りました。だんごむしばかりあげてたらだんごむしくさくなったと言っていてびっくりしました。

・オスとメスでおにくのかたさがぜんぜんちがうことをしってびっくりしました。オスはきんにくがおおいから、だいぶかたいそうです。

・寒さや暑さで、たまごの味が違うことを知りました。冬と春がおいしいらしいです。夏は水をいっぱいのんで、たまごも水っぽくなるそうです。

・よこみねさんの養鶏場は、赤ちゃんがいるかどうかの検卵をしていないといっていたので、びっくりしました。

・餌にビールかすを入れて、にわとりは酔わないのかな?と思いました。お肉のかたさは、種類ではなくオスかメスかや、若いかどうかでかわると知ってびっくりしました。若鳥は2~3か月ほどで食べれらるそうです。

・お肉は食べたいけど、ちょっとかわいそうだなぁとおもいました。

 

かわいいかわいいにわとり。

食という観点から見つめてみて、いろいろなことを考えました。

これからも命に感謝していただきたいなぁと感じました。

 

 

添加物グループ

添加物グループは、どんな発表にするか話し合い、以前のテーマ「あり」でやったように、劇とスライドを使って今までやってきたことを伝えることにしました。

今回はスライドと劇を混ぜてやりたいとのことで、みんなで発表づくりをしました。

 

まずは、劇の流れづくり。

思いついた人からその場で即興劇が始まりました。

「まだうまくセリフにはならないけど、こんな感じ!」というのを身振り手振りで伝えています。

それいいね!面白そう〜

だんだん形になっていきます。「じゃあこの役やるね!」と前に出る人が入れ替わりながら、劇が進んでいきます。

 

即興劇が進んでいったところで、その内容をセリフに起こしていき、無事原稿が完成しました!

 

 

全体の流れとしては、AさんとBさんの劇で、添加物がたくさん入っているパンを食べようとしたBさんにAさんが添加物について話すようになっています。Aさんが箕面こどもの森学園の添加物グループのことを紹介して、その人たちがスライドで紹介します。

添加物ジュースについての紹介

添加物が入っていない食パンを友達にあげようとしたら、すぐカビてしまったという劇をしています。ここで持っている瓶には、実際に実験してカビた食パンが入っています。

最後は「ちゃんちゃんこ」とみんなで少し踊って終わりました。質問にも、調べたことをはっきりと答えてくれていました。

 

 

栄養グループ

5大栄養素のことを学んだ後に、栄養たっぷりの豆乳鍋を作って食べた栄養グループ

つづく学習では、おやつの栄養素についてや、もっと細かい栄養素の働きなどが知りたくなりました。

栄養素の働きを詳しく調べたり、や

栄養のあるおやつのことや、その働きなどを調べたりしました。

「栄養があるってどういうこと?ケーキだって、栄養が無いわけじゃないよね。」

ということから

「ケーキや甘いおやつ、スナック菓子には 糖質・脂質が多く添加物も入っている。そして、入っている栄養素が少ない。」

つまり

「体に良いおやつは、栄養素がたくさん入っていて、糖質・脂質・添加物が少ないもの」

考えました。

「栄養がある」ってどういうこと?「体にいい」ってどういうこと?

 

おしゃぶり昆布、きなこのクッキー、干し芋などの栄養を調べたら、たくさん栄養素が含まれていることがわかってびっくり。

「昆布って栄養こんなに入ってるん!?最強やん!」

「きなこって大豆か~!大豆ってすごい!」思わずつぶやきながら書き留めました。

「こんぶ」ってすごい…! と気づいた人は、おにぎりに昆布ふりかけを入れてもらうことが増えたみたいです。

 

その後、カタカナの難しそうな栄養素は、実際どんな働きをするのかな?と本やインターネットで調べました。

ちょっと難しかったけどがんばっていた子どもたち。

「何かが多すぎても病気になることもあるし、何かが足りなさ過ぎても病気になることもあるんだなあ…!」

イソフラボンは、大豆に含まれている栄養素!いろんな大切な役割があるみたいです。

 

おやつを作ったり、スーパーに探しに行ったりして食べたいなあという話もしていましたが、

「ちゃんと栄養を調べたい!作ってたら時間がなくなっちゃう!」といってそれは断念。

 

その分しっかり調べて、スライドとクイズを作ってしっかり練習する時間もとれました。

スライドも自分たちで動かしながら、伝わりやすい発表ができました~

 

たくさんのお客さんの前で、しっかり発表できたと満足そうな子どもたちです。

 

このテーマを通して、

毎日の食べものの栄養について詳しくなっただけではなく、

「毎日のご飯の栄養に気がつくようになった」

「ごまやかつおぶし、あおさをかけるようになった」

「しいたけが食べられるようになった」

「栄養を考えて自分のおべんとうを詰めるようになった」

などなど

 

学んだことを、すぐに日々の生活に活かしている人がとても多かったです。それを話してくれる時、キラキラととても素敵な表情でした。

(そして、伴走しているスタッフも。ゴマを朝食に取り入れる、きなこの手作りクッキーを家で作る、などなど、たくさんの良い変化を味わっています。)

ジャンクフードもやめられないけど、栄養的にはそうだよね…