【小学部・中学部】卒業生をお祝いしたい!子どもたちがつくる卒業を祝う会


3月13日。

卒業生がこどもの森で過ごしたそれぞれの時間を、それぞれの言葉で語った卒業式。

本当に心温まる時間でした。

【小学部・中学部】17回目の卒業式~等身大の子どもたちのメッセージ~

 

そんな素敵な卒業式の後には、子どもたち主催の卒業を祝う会が行われました。

在校生が、卒業する人たちをお祝いしたい!という思いで、準備をしてきました。

 

早速卒業を祝う会実行委員が立ち上がり、昼休みを使いながら話し合いを進めていきます。

・どんなプログラムにするか

・どんな役割をつくるか

・決まったことをみんなにどう伝えるか

・会場はどうするか

など、ひとつひとつ確認していきました。

 

特に会場についての話し合いでは、生徒数が増えたことにより会場に人がたくさん入れなくなり、

今年度は別会場を借りてやったらどうか、という提案も出ていました。

しかし、自分たちが学んだ場所で卒業したいという思いの卒業生と、

たくさんの人にお祝いしてもらいたいから場所はどこでも大丈夫、という思いの卒業生が居て、

なかなか決まりません。

それでも実行委員の人たちは、卒業生の想いを何度もきいたり、

案を提案したりしながら、どうにかいい方法はないかと考えました。

長時間の話し合いの結果、スタッフからの提案も交えつつ、

これまで過ごしてきたこどもの森で、できるだけたくさんの人にお祝いしてもらえる方法が決まりました。

 

全員で準備してお祝いする

実行委員は全体を取りまとめたり、進めたりするグループですが、

他の人たちも全員何かの役割に入って準備をします。

毎週のスクールワークという時間に、卒業を祝う会実行委員、出し物グループ、

色紙グループ、サプライズグループ、かざりグループに分かれて

・どのようにお祝いしたいか

・何を、誰が、どのくらい準備するのか

などを話し合いながら決めていきました。

 

 

前日リハーサル後の実行委員の中学生。

実際にやってみると、うまくいかないところなどが分かり、作戦を練り直します。

すごく頼もしく、最後まで丁寧にやり切ろうとする姿がとても素敵でした。

 

いよいよ迎えた卒業を祝う会当日

卒業式が終わり、会場の入れ替えのアナウンスからは実行委員へマイクをパスします。

会場セッティングの段取りももちろん子どもたちで。

実行委員の人が説明してから、あっという間に設営完了!すごい!

 

何度も練習してきた司会担当の低学年の声で、祝う会がスタートしました。

 

気持ちあったか。~お祝いの出し物~

プログラムの最初は、「みんなの卒業祝い隊」による歌のプレゼント。

保護者とスタッフ、元スタッフ有志が集まって卒業を祝いました。

曲は槇原敬之の「どんなときも」。

どんなときも 僕が僕らしくあるために 「好きな物は好き!」と言える気持ち 抱きしめてたい

  どんなときも 迷い探し続ける日々が 答えになること 僕は知ってるから

こどもの森で、好きなものと向き合ってきた卒業生たち。

これからもたくさん迷い続けて、探し続けて、それぞれの道を歩んでいってほしいと思います。

 

 

次は高学年メンバーによる「卒業生対抗クイズ大会」

小学6年生 vs 中学3年生のクイズ大会を企画しました。

・卒業生の名前をフルネームで答えよ

・この都道府県は何?

・写真を見てスタッフの名前を答えよ

などなど、こどもの森にまつわるクイズを中心にいくつかのクイズが出題されました。

都道府県の名前が答えられず…卒業生のフルネームがわからず…

(こどもの森では、それぞれ呼ばれたいニックネームなどで呼び合うので、本名が出てこないことはあるあるです笑)

時間内に答えられないと頭上で風船が爆発するシステムで、大盛り上がりでした!

 

 

お次は、低学年グループによる「笑って卒業!変顔クイズ大会」

メンバーの変顔が映し出され、

「これはどういう表情でしょう?」という問題に答える、なんともシュールなクイズ大会。

・カラオケでビブラートしてる人/ジェットコースターで叫んでいる人/からいものを食べた人

・考えているタコ/考えているひょっとこ/すみをふいているタコ

などなど、変顔も問題の選択肢もどれもおもしろくて、タイトル通りみんな笑顔で楽しみました~!

 

 

そして、スタッフからの出し物の「スパイスカウト大作戦」

優秀なスパイをスカウトするために潜入調査をしていたスタッフが、

今年の卒業生の中から優秀なスパイになる人材を探す、という設定。

卒業する13名全員がほんと~に素敵な人たちで、ぜひともスパイの弟子にしたいところでしたが、

ひとりひとりそれぞれの人生を歩んでいってほしい、そんな思いでスパイへのスカウトはしないことに。

スタッフはいつまでもみんなの道を応援していますよ!

 

ここからは音楽のプレゼントです。それぞれこの日のために練習してきました~。

♪低学年 音楽A

「ありがとうこころをこめて」「いぶき」の2曲を演奏しました。

歌詞を少し変えて「こどもの森に入学して来てみんなに出会えたよ」というメッセージを伝えました。

お祝いの言葉もみんなで考えました。卒業生にきっと届いたと思います^^

 

♪高学年 音楽B

「光るとき」「友よ~この先もずっと…」の2曲を演奏しました。

「何十年先も君を友だちって思ってる」

これからそれぞれの道を歩いていき、少し離れ離れになるかもしれないけど、

こどもの森で一緒に過ごしてきた仲間は、きっとこの先も大切な友だちなんだろうなと思います。

 

♪中学部 木6ガールズ

卒業するメンバーが大好きなMINAMIさんという人の曲、「繋いだ手」と

メンバーの中学3年生には秘密にして、こっそり練習をしていた「愛を込めて花束を」を演奏しました。

歌の途中で卒業生に花束が配られ、愛たっぷりのお祝い演奏でした。

 

そして最後は、祝う会サプライズチームによるお祝い!

ひとりひとりの似顔絵が可愛くデコレーションされたうちわのプレゼントと、おみくじ入りのピニャータ!

卒業生みんなで一生懸命たたき割りました~!

(丁寧に作られた手作りピニャータは結構頑丈で、何度も何度もたたいてようやく割れた!)

・金運アップ!

・何もしなくても頭が良くなるよ

・幸せになれる

・素敵な出会い

・集中力が上がる

・流れ星が見えるかも

などなど、おもしろくてハッピーになれるおみくじが入っていました。

 

 

みんなで準備してきた卒業を祝う会。

この日のために放課後も残って準備をしたり、話し合いを何度も重ねてきた人もいました。

その人たちの頑張りと、みんなで送り出そう!という気持ちで、

こどもの森らしい、笑顔いっぱい、愛いっぱいのあたたかい時間になりました。

 

たくさんの思い出を胸に、これからもそれぞれの信じた道を進んでいってね。

卒業おめでとう!

(K.Y)