これまでの低学年テーマにわとりグループは
たまごや鶏肉についていろいろな活動をしてきました。
こちらをご覧ください~!
そしてその後、とても楽しみにしていた養鶏場見学へ行くことができました!
今回見学させていただいたのは、大阪府茨木市にある清阪テラスさん。
にわとりに与える餌や、飼育環境にもこだわった養鶏をされています。
また、学校で飼っているあんこときなこのことでも度々お世話になっています~!
(いつもありがとうございます!)
HP:https://kiyosaka-terrace.jimdosite.com/
養鶏家の横峯さんと、くるみさんに案内していただきました。
冒険みたい!山道を登った先にある、養鶏場
清阪テラスは、民家もほとんどないような自然がいっぱいの山の上にあります。
近くの駅までお迎えに来ていただきました。
「なんか、冒険みたいだね~!こんな道、通ったことない!」
子どもたちも気分はさながら冒険家。
車で20分ほど走り、到着!
「あ、やぎがいるーーー!!!」
やぎのキヨコちゃんがお出迎えしてくれました。
そして、鶏舎からはにわとりたちの元気な鳴き声が。
「早くにわとり見たいー!」
「よこみねさん!早く行こー!!」
にわとり大好きにわとりチームの人たちは、すでに大興奮。
たくさんのにわとりたちに囲まれて幸せ~!
清阪テラスには3つの鶏舎があり、それぞれ100羽ずつの鶏が暮らしています。
若いにわとりの部屋、真ん中ぐらいのにわとりの部屋、歳をとったにわとりの部屋にわかれていました。
鶏舎の扉を開けてもらった瞬間、目の前にはたくさんのにわとりたち。
「かわいい~~~~~~!!」
「いっぱい居る~!!」
「かわいすぎる~!」
黄色い歓声が飛び交いました。
鶏舎の中は広々としていて、にわとりたちは思い思いに動き回っています。
中だけでなく、外にも出られるようになっていて、とても自由な感じがしました。
(ときどき脱走しているにわとりも居ました笑)
ちょっとにわとりさんを抱っこさせてもらいました。
「あんこに似てる子が居る!」
「きなこもー!」
にわとりグループの人たちは、とっても幸せそうでした。
カラフルな卵を収穫!
そしてなんと、採卵もさせていただきました!
にわとりがたまごを産むための小さい部屋があって、そこにたまごを産んでいます。
「ちょっと取らせてね~」
「ごめんね、ちょっともらうね」
「ありがとうね~」
優しく声を掛けながら卵を採る子どもたち。
にわとりへの愛がすごく表れていました。
しかもにわとりたちが産んだ卵の何とカラフルなこと!
ピンクや茶色、青白い色。大きさもさまざまでとてもおもしろいです。
「こんなに大きいのも~!」
「こんなに小さいのもあった!」
小さい卵を産むのは、
「もう冬だから、しばらく卵を産むのはお休みするね~」
という合図だそうです。
2時間弱で、50個ほどのたまごを採らせていただきました。
にわとりのひなにうっとり
次の鶏舎では、ひなを抱っこさせてもらいました。
鶏舎の中で区切られたスペースにひなたちが数羽いました。
子どもたちの興奮も最高潮に!
「かわいい~~~~~」
「あったかーい」
「見て見て~~!」
かわいすぎてこんなにうっとり。
にわとりたちが大切に育てられていることがとてもよく分かりました。
大好きだけど、知らないことだらけのにわとり
最後に横峯さん、くるみさんへの質問タイムを作っていただきました。
たくさん質問をしましたが、いくつか紹介しますね。
・にわとりの種類によって、卵の味やからの厚さは変わるの?
→種類によっても多少は変わるが、何を食べているかによって決まることの方が多いそう。
たとえば、えびばかり食べているとえび臭くなったり、だんごむしばかり食べているとだんごむし臭くなったり…
こちらの養鶏場では、にわとりの餌にもとてもこだわっています。
毎週ビールかすやおから、野菜かすなどさまざまなものを混ぜて、300羽分の餌を丁寧に準備されています。
・寒さや暑さで卵の味は変わるの?
→かわる!(びっくり)
寒いときは産む数もそんなに多くなくて、栄養がぎゅっと濃縮されておいしい。
夏は水をたくさん飲むから、卵も少し水っぽくなるのだそうです。
・他にもとりはいるのに、なんでにわとりの卵ばかり売られたり鶏肉が食べられるようになったの?
→ほかの鳥よりも卵をたくさん産むから。
人にもなつきやすくて飼いやすかったから、昔の人が飼い始めたそうです。
・横峯さんがやっている平飼いってなんですか?
→にわとりが自由に動き回れるスペースを確保して、ケージではなく地面で育てる育て方。
9割以上の鶏はケージに入れられて、1羽につきA4用紙1枚ほどのスペースしかないとか…
ストレスがかかった状態で育てられたら、卵の味も違ってきそうですよね。
この他にもたくさんのことを質問して、丁寧に答えていただきました。
養鶏場へ行った感想
お肉にして食べることをかわいそうだと感じる人や、でもにわとりも何かの生き物を食べて生きているということを思った人、あまり鶏肉は食べたくないなと思った人など、養鶏場を見学させて頂いたり、お話を聞いたりする中でいろいろなことを感じたようです。
最後にはみんな、感謝の気持ちを持って卵や鶏肉をいただくといいよね、という話をしていました。
また、今回のテーマは「食」だったので、その観点からの感想を聞いてみました。
・種類によって からのぶ厚さがちがうとおもっていたけど、えさによって変わるときいてびっくりしました。
・たまごは、食べ物によってあじがちがうから、えびばっかりあげてたら、たまごがえびくさくなることを知りました。だんごむしばかりあげてたらだんごむしくさくなったと言っていてびっくりしました。
・オスとメスでおにくのかたさがぜんぜんちがうことをしってびっくりしました。オスはきんにくがおおいから、だいぶかたいそうです。
・寒さや暑さで、たまごの味が違うことを知りました。冬と春がおいしいらしいです。夏は水をいっぱいのんで、たまごも水っぽくなるそうです。
・よこみねさんの養鶏場は、赤ちゃんがいるかどうかの検卵をしていないといっていたので、びっくりしました。
・餌にビールかすを入れて、にわとりは酔わないのかな?と思いました。お肉のかたさは、種類ではなくオスかメスかや、若いかどうかでかわると知ってびっくりしました。若鳥は2~3か月ほどで食べれらるそうです。
・お肉は食べたいけど、ちょっとかわいそうだなぁとおもいました。
かわいいにわとりたちも、自分たちの生活と密につながっていて、
その命を日々ありがたくいただいていることがよくわかりました。
横峯さんやくるみさんが、にわとりたちに愛情を持って大切に育てられていることもよくわかりました。
貴重な経験をさせていただき、ほんとうにありがとうございました!
(K.Y)