【高学年】修学旅行はみんなでつくる⑤ スーパーボールすくいのお店をするために、何が必要?


子どもたちがつくる修学旅行。
その企画段階からの様子を、少しずつ書いています。
資金集めの話、まだまだ続きます。

ひとつ前のエピソード 第4話
【高学年】修学旅行はみんなでつくる④ まだまだ資金集め!投げ銭ステージと手作り品販売。

 


 

11月11日(土)、
毎年恒例の地域のお祭り
多民族フェスティバル」に出店しました。

箕面国際交流協会が主催する、世界各国の文化が楽しめるイベントです。

多民族フェスティバルに出店することを決めたのは、7月。
今年の資金集めの計画を立てる際に、みんなで話し合って今年も出店を決めていました。

そして10月初旬に、担当の二人は国流に行って、出店料の支払いを済ませました。
国流の人たちはとても親切で、子どもたちの出店を楽しみにしてくださっていました。

 

実際にお店をするために必要なことって、なんだろう?

出店当日まで1ヶ月ちょっと。
しかし担当の二人は実にのんびり構えています。

スタッフが
「ねえ、スーパーボールとか買っておかなくて大丈夫?」
と声をかけると、
「ほんまや!まず、今どれぐらいあるか見に行こ!」
と在庫のチェックを始めました。

あまり残ってないのを確認し、どれぐらい購入すればいいかをスタッフと一緒に考えました。

「多民族でいくら稼ぎたいんだっけ?」
「う〜ん、3万ぐらい?」
「スーパーボールすくいは1回いくらにするつもり?」
「1回100円かな」
「じゃあ、3万円儲けるためには、何人お客さんが来たらいいと思う?」
「何個取れたら、何個あげるか、ルールも考えないとね」

そんなやりとりをしながら、何個スーパーボールを買ったらいいかを計算しました。

そして、
当日までに準備しておくことや、当日にどうやってお店を回すのか、といったことを考えて
リストアップすることになりました。

・看板を作る
・ルールを書き出す
・ポイ貼り(スーパーボールをすくう輪っかの道具に紙を貼る作業)
・荷物運びの車を出す人を探す
・当日のシフト表を作る
などなど。

これらを二人で引き受けながら、準備を進めていきました。

 

順調に進まない準備。

ところが。
この間にも、2回目のフリマを開いたり、
ハロウィンパーティがあったり、
テーマ発表が迫ってきたりしていて
他の行事のことでも忙しい中、
多民族の準備が後回しになっていたようでした。

スタッフは心の中で
「車の手配なんか、急に言われても困るだろうから、
最終的には自分が車を出すことを心づもりしておこう」
などどと思いつつ、
準備の遅さをヤキモキしながら見守っておりました笑

結局、保護者の方へのお手伝いのお願いメールや
車を出す人の手配が
本当にギリギリ直前になり、

前日準備は放課後にバタバタとやっていて
見かねた人が手助けしながら、
結局下校時間を大幅に超えて、17時ぐらいまでかかってようやくできました。

後日、担当の一人が振り返りで
「前日準備を友だちが手伝ってくれて、うれしかった」
と話していました。

 

当日。
たくさんの保護者の方のお手伝いもあり、
無事出店することができました。

前半シフトの人たちでハッピータイムと今日の確認

大人に混じって、開始前のブリーフィングに参加する担当の二人

気合いをいれる人たち

受付できあがりました

ポイ貼り。輪っかをしっかり拭いて水分を無くさないと、紙が濡れてしまいます。

会場のゴミステーションの担当もしました。

今年の多民族フェスティバルは、例年よりも寒く、
思ったほどの売り上げがなかったものの、
珍しい外国のお料理を飲み食いしたりして、
イベント自体を楽しみながら、参加することができました。

担当した二人、おつかれさまでした!

つづく。

(A.M)