子どもたちがつくる修学旅行。
その企画段階からの様子を、少しずつ書いています。
第1話
【高学年】修学旅行はみんなでつくる① 去年の反省を生かし、いいスタートを切った高学年でしたが・・・
第2話
【高学年】修学旅行はみんなでつくる② 目標額は25万円!子どもたちの旅の資金調達方法とは。
目標金額が決まったところで
いよいよフリーマーケット開催です。
今年は昨年のふりかえりを活かして、1学期のうちに場所をおさえていたので、
9月に入ってからは仕分けを数回やり、シフトを決めて、当日を迎えました。
9月29日(金)、阪急北千里駅前にて、
今年1回目のフリーマーケットを開催しました。
午後からフリマ担当になった人たちが、朝早くから学校に来て
売り物の荷物を車に運び入れました。
車は保護者の方や、スタッフが出してくれました。
この人たちは、このあと午前中は学習をして、午後からフリマに向かいます。
一方、午前中フリマ担当の人たちは、直接北千里駅に集合です。
運ばれてきた荷物を下ろし、シートを広げて店開きです。
実は・・・
このお店をつくる作業が一番大変なのです。
事前に配置図担当の人が、食器はここ、衣類はここ、おもちゃはこのあたり・・・と
場所を決めているのですが、
実際やってみると、そう簡単にはいきません。
子どもたちは、
「どうしたらいい~?」
と困りながら、右往左往しつつ準備を進めていました。
それでも1時間でお店の準備が整ったのは、お手伝いに来てくださった保護者のみなさんのおかげ!
子どもの横で、食器や服をきれいに並べてくださいました。
ほんとありがたい。
こうして無事、時間どおりにフリマを開始することができました。
子どもたちは、前もって決めていた通り、
お店で接客する担当
受付(レジ)担当
募金・チラシ配り担当
休憩
の4グループに分かれて活動開始。
30分交代でいろんな役割を体験します。
(このシステムも子どもたちが決めました)
緊張しつつ、
お客さんとのやりとりをする高学年の人たち。
年配の女性を中心に、
ひっきりなしにお客さんがやってきました。
「これ、いくらなの?」
「えーと、500円です」
「男の子の服で、100cmのってある?」
「え~~と・・・、あったっけ?」
お客さんとやり取りをしながら、売っていきます。
「修学旅行のお金を自分たちで稼いでいるの!?すごいね!」
と、声を掛けてくださる方も。
中には、
「こんだけ買うから、まけてくれない?」
と、値切ってくる人もいます。
これこそフリマのだいご味ですね。
子どもは
「ちょっと待ってください」
と言って、他の子に相談しに行き、
「いいんちゃう。それで」
とか言われて、その値段で売ったりしていました。
募金・チラシ配りの人たちは、周辺を歩いて回り、呼び込みをします。
行き交う人にチラシを配るのは、結構な勇気が必要で、
戻ってきてから
「チラシもらってくれた!」
「無視された。心折れるわ~」
とか言ってました。
それでもやっぱり、子どもたちが修学旅行の資金集めをしていると伝えると
たくさんの人が寄付をしてくださるようで、
募金箱の中にはお金がどんどん貯まっていくのでした。
お昼になると、前半後半で子どもたちは入れ替わり、
午後もがんばってお店をしました。
低学年の人たちも買い物に来てくれて、大賑わいになりました。
気になる売り上げは・・・
こうして第1回目のフリマが終わりました。
この日の売り上げは、
なんと48000円。
しかももっと驚くのは、募金箱に入っていたお金が
38000円だったこと。
これは、子どもたちのがんばりへの応援のお気持ちですね。
ご寄付くださった方々、この場を借りてお礼申し上げます。
フリマ、第2回目は
10月13日(金)
みのお市民活動センター前で開催しました。
ところが。
子どもたちは、第1回目終了後に追加の物品寄付のお願いを出していなかったため、
売り物がずいぶん少ないまま、2回目開催となりました。
また、場所的に駅前ほどの人通りがないこともあって
2回目のフリマはそこそこな感じで終わりました。
それでも、フリマ・募金合わせて4万円ちょっと集めることができました。
目標金額、25万円に対し、
すでに子どもたちの資金は22万円を超えていました。
今年の資金集めは、とても順調です!
つづく。
(A.M)