高学年の3学期のテーマは「エネルギーのひみつ」
現代社会においてエネルギー問題は深刻ですが、
まずは、そもそもエネルギーって何だろう?というところから、学習がスタートしました。
エネルギーって何?と聞かれて、パッと思いつくのは電気とか石油などですが、
他にどんなエネルギーがあるのでしょう?
「みんなは普段、どんなエネルギーを使ってる?」
と、子どもたちに聞いてみました。
電気だけじゃない。
あれもこれも、エネルギー。
なんと、一番初めに出てきたのは、身体のエネルギーでした。
「食べ物を食べて、身体の中でエネルギーになる」
「おにごっこしたり、自転車に乗ったり」(←スタッフ心の声:普段めっちゃおにごしてるもんなあ)
しっかり食べて、たっぷり寝て、毎日エネルギー満タンでいたいものですね。
それからやっぱり出てきたのは、電気で動くいろんなもの。
ゲーム、電車、エレベーター、改札、ケータイ・・・(←子どもたちの日常が見えるなあ)
他には、ガソリン、石油、ガス、火のエネルギーを使うもの。
そして変わったところでは、氷、石、磁石、ゴム。
「昔の冷蔵庫って、氷で冷やしてたらしいで」(←よく知ってるなあ)
「石もエネルギーかなあ。重さを利用できると思うねん」(←石もエネルギーっておもしろい考え!)
「リニアモーターカーって磁石の力で動くんやったよな」(←修学旅行でリニア鉄道館に行ったから思い出したのかな)
いろんな意見が出てきました。
エネルギーって何だろう?
「じゃあ、これらのエネルギーって、どんな働きをしているかな?」
という質問に、子どもたちは
「あたためる!」
「お料理とかで焼く」
「ものを動かす」
「光らせる」
ほんとだ、エネルギーっていろんなことができますね。
「音を出すのもあるんちゃう?」
と気づいた人もいました。
ここでちょっと難しいけれど、エネルギーの種類についてスタッフから説明。
エネルギーを作ったこと、ある?
「こうやってエネルギーを使うことはあるけど、じゃあ作ったことはある?」
という問いかけに、子どもたちからは
「食べて作る!」
「モチベーション!」(←笑!)
「虫メガネで火起こしできる」(←1学期にやってたな~)
「じゃあ、エネルギーってどうやって作るんだろう?」
という問いかけには、
「太陽光発電」
「火起こし器!」(←少し前にプロジェクトで火起こし器を作った人がいました)
学校の屋根の上には太陽光パネルがびっしり敷き詰められているので、
子どもたちにとって太陽光発電は身近なものとなっているようです。
「火力発電とか、風力発電」
「再生可能エネルギー」
よく知っている人たちから、そんな単語も出てきました。
このままだと、エネルギーが足りなくなる?!
「今の調子で使っていて、エネルギーって足りると思う?」
とスタッフが問いかけました。
子どもたちにとっては、生まれたときからあたりまえに日常にあって
足りないと感じたことなど1度もないと思います。
スイッチひとつで快適に動く便利な世の中ですが、
それは安定した電気・ガス・石油などの供給があるから。
3学期のテーマでは、
そんなあたりまえにあるエネルギーについて、
エネルギーとは何か、
エネルギーはどうやって作られるのか、
エネルギーの課題について、探究していきます。
(A.M)