【ことば共同】狂言師、安東氏をお迎えして「柿山伏」の世界を体験!


3学期のことば共同の時間に狂言にふれてきた低学年と、「柿山伏」の絵本を通じて狂言にふれた高学年の希望者が参加。

 

黒の着物と袴姿で登場した安東氏、ホールがピリッとした空間になり、狂言の世界へ

狂言は、昔のコント。

面をつけず、また動作でいろんなものや人、動物を表現し、また「ござる調」の言葉で舞台を作っていくという話。

 

さて、これはなにを表現しているでしょう?

安東氏の低音で迫力のある声と、おもしろいリズムで語られます~

♪あんの山から こんの山まで

とんできたるは 何ざるぞ

頭(かしら)にふたつ ほそうなごうて

りんとはねたを ちゃっとすいした♪

 

次はそれに動作をつけみよう

まずは令和の人たちが動作を考え、昔の人の表現との違いを比べてみました

令和の人は、すいした(考える)と、耳がピーンのとこがお気に入り!

 

「柿山伏」のはじまりはじまり~

山伏が修行を終え、里を歩いているとのどが渇いてきて…

ちょうどいいところに柿の木を見つけた。

早速登って、甘い柿をむしゃむしゃ食べ、渋い柿は下へ投げつけて…と、

なんと柿の木の持ち主に当たってしまった。

怒った畑主は、山伏を困らせてやろうと…

 

ここで、配役交代。畑主は安東氏、やまぶしは「だれかやってみたい人?」

 

やまぶし役の人と、畑主安東氏のやりとりがスタート!

人と思えば人ではない。あれはカラスじゃ、

 

「こかあこかあ」

 

いやいやあれは、さるじゃ

 

「きゃあ。きゃあ。きゃ、きゃ、きゃ、きゃ、きゃ、きゃ、きゃ、きゃあ」

 

いやいやあれはトビじゃ

 

「ぴい。よろよろよろよろよろ」

「トビというものは、鳴いたあとは必ず飛ぶものじゃが…」「飛びそうな」。

 

「ぴい」

 

「飛びそうな」

 

「ぴい」

 

「飛びそうな」

 

「ぴい、ぴい、ぴい。ぴい。よろよろよろ。ああ」

 

 

最後に、さっきふりつけた「うさぎ」をみんなで舞いました。

狂言を見終わって、声や動作が大きくなっていました。

 

最後にポーズ!「うさぎじゃ~!」

貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 

(Y.N)