今年の高学年の修学旅行は、11/30-12/2の一泊二日の名古屋旅。
さて、ここからは旅のプランについて記録していきます。
子どもたちはどんなふうに修学旅行の内容を決めていくのでしょうか。
修学旅行エピソード1回目はこちら
【高学年】修学旅行はみんなでつくる① 去年の反省を生かし、いいスタートを切った高学年でしたが・・・
どこに泊まり、何を見にいくのか。
みんなで役割分担して、調べ、提案します。
修学旅行の内容を考えるグループ「内容グループ」の人たちは、
さらにその中で2〜3人ずつ役割分担して、それぞれの担当部分に取り組んでいきました。
・宿…宿泊先を探します
・交通…名古屋までの行き方を調べ、電車の予約をします
・観光…観光先を選定します
・食事…食事のプランを考えます
ネットで調べたり、旅行雑誌を見たりして、
どんなんがいいかな〜〜
と、子どもたちの夢は膨らみます。
普通の学校では、修学旅行の内容は全て学校が決めるのがあたりまえのことですが、
こどもの森では全て子どもたちが決め、手配をします。
自分たちの旅をどうコーディネートするかを考えることって、
ものすごく大きな学びだなあとつくづく思います。
安さをとるか、自由をとるか。
宿については、すでに6年生の男の子が「子ども無料」という、夢のような宿泊施設を発見してくれていました。
そこは「名古屋市青少年宿泊センター」という公共の施設でした。
子ども無料なんて、名古屋市はなんて太っ腹なのでしょう!
ですが、宿担当の子どもたちは、もう少し利便性のいい場所の宿を模索していました。
ネットでいくつか調べた中で、名古屋市内のど真ん中にあるドミトリーを発見。
ここならそこそこの価格で泊まれます。
9月末の集会で、この二つが候補に上がりました。
そこから実際にどうするか話し合いが進んだのは、10月中頃。
なぜすぐに話を進められないかというと、
他にも資金集めに関する議案が直近の問題としてあったから。
フリマや20周年イベントのことなど、
子どもたちにはいくつも超えなければいけないハードルが、ほとんど並行してやってきてるのです。
さて、
集会でどちらにするか、話し合いが行われました。
両方のメリットデメリットを比較。
宿泊センターはとにかく無料なので最高なのですが、
デメリットは場所が少し離れたところにあるのと、スタッフ一緒の大部屋になること。
特に6年女子は
「スタッフと一緒の部屋はイヤ!」
と激しく反対でした。
(そりゃそうかもしれないけど、全力で嫌がられるなんて、結構悲しい)
そこで、
まずはドミトリーに当たってみて、ダメだったら宿泊センターにする、
ということになりました。
その結果は…
残念ながら、ドミトリーはすでに予約で埋まっていました。
6年女子の残念な顔。
そして、そこからさらに他に宿はないかと、調べ始めたのです。
ですが、予算に収まる宿は見つからず、
そうこうするうちに宿泊センターも予約できなくなったら困る、ということで
急いでそちらに電話をすることに。
もちろん、電話も子どもがかけます。
名古屋市青少年宿泊センターは無事、予約が取れました。
センターの方の対応が、とてつもなく親切で、
子どもがかけた電話にとても優しく丁寧に対応してくださいました。
ドミトリーの方は、電話もメールも対応してもらえないようなところで
ホテル予約サイトからしかとることができない仕組みになっていたので
予約する作業自体がとても大変でした。
そういった点からも、
こちらのセンターの人間的なやりとりはあたたかく、
子どもたちも安心できたのではないかと思います。
つづく。
(A.M)