毎日の生活に欠かせない、お野菜。
野菜はどんなふうに育てられていて、
農家の方はどんな工夫をしているのでしょう。
9月19日、小学部全員で、
関西よつ葉連絡会の地場野菜を生産している亀岡の「別院協同農場」さんの畑を見学に行きました。
その時のようすを報告します。
大型バスをチャーターし、すっかり遠足気分で、約1時間かけて別院協同農場さんの畑に到着。
山あいののどかな場所でした。
畑ではよつば農産の横井さんと、農家の前田さん、そしてよつ葉のお店「ふるさと広場曽根店」の稲原さんの3名が迎えてくださいました。
さっそく横井さんから野菜づくりのことや、配達のことなどについてお話を聞きました。
収穫した野菜は何日かかってお店に運ばれるのか。
収穫したらその日のうちによつば農産に運ばれ、直接お店に行くお野菜は翌日には届きます。
それに比べ、大手スーパーなどでは中間に業者入るため、お店への到着は2~3日はかかるそうです。
地場のお野菜が一番、新鮮ということですね。
農薬ってなんだろう。
また、農薬についてもお話を聞きました。
農薬はなんおために使うかというと、
1,病気予防のため
2,病気になったら撒く
3,虫を殺すため
無農薬で作る農家さんは、なんと虫を1匹1匹手でつぶすそうです。
とても大変な作業ですね。
今、日本の人口は1億2千万人、
日本の農家さんは120万人。
つまり、農家さん一人で100人分物お野菜を作らないとまかなえないという計算になります。
これはちょっと難しい数字です。
今、農家さんが人口に比べてとても少ないことが問題になっているのですね。
たくさん野菜を生産するためには、労力がいりますが
農薬をなるべく使わないで作るとなると、ますます労力がかかってしまいます。
それでもこうしてできるだけ農薬を使わない方法で野菜づくりをしている農家さんがいることが、とてもありがたいですね。
後半は、農業体験をさせていただきました。
にんじんの収穫と、にんにくの植え付けです。
広い畑の1畝全部のにんじんを抜かせていただきました。
子どもたちの楽しそうな顔!
こんなにたくさん収穫できました。
にんにくの植え付けは、みんな初体験でした。
にんにくの1かけを芽の出る方を上にして、土の中に埋めるだけ。
そういえば、にんにくってほおっておくと芽が出ますね。
なんとお店で売っているにんにくをプランターで栽培することもできるそうです。
(市販のにんにくは乾燥しているけど、それでもそこそこできるようです)
畑体験を終え、残りの時間は里山のしぜんの中で遊ぶ人、
バスの中で休憩する人、思い思いにすごしました。
学校に戻ってから、採りたてにんじんをみんなでわけっこ。
にわとりのあんこも、にんじんの葉っぱをご相伴。
その場で丸かぶりする人も。
「甘い~!」
とうれしそうに食べていました。
よつ葉のみなさん、ありがとうございました。
今回の見学と体験は、よつ葉さんのご厚意で無償でさせていただくことができました。
いつもこどもの森を応援してくださり、本当にありがたいです。
横井さん、前田さん、稲原さん、本当にありがとうございました。
(A.M)