国立民族学博物館からお借りしている「みんぱっく:こどものための小さな博物館」というスーツケース2個を開けてみました。
中にはその国や地域の民族衣装や生活の道具、本などがたくさん入っていて「、実際にふれたり着たり使ったりすることができます。
今回は「アンデス」と「ムスリム」のみんぱっくをお借りしました。中のものにさわる前には手を洗い、ていねいに取り扱います。
「アンデス」の中にはペルーやボリビアなど、アンデス地方の服や帽子、様々な種類の民族楽器、私たちの食卓になじみのあるジャガイモやトウモロコシ、本や音楽CDなどがありました。
乾燥した白いジャガイモ、いろんな色のトウモロコシを見て、ふだん食卓によく上る野菜のルーツを知ることができました。
「これ、着てみよう。」とカラフルなスカート、ポンチョやベストに毛糸の帽子をかぶったり、サンポーニャやケーナという楽器を手にすると、アンデスの人になった気分になります。
そして「ムスリム」のスーツケースの中にはエジプト、サウジアラビア、イラク、クウェート、インドネシアなどイスラムの国の文化にふれる事ができる
さまざまな生活道具や民族衣装、化粧品、装飾品、おもちゃ、コーランなどが入っていました。
どれも手にすることがないものばかりです。
女の人は、普段は肌を見せずに服ですっぽりと身を包み、あまりおしゃれを楽しんでいないように思えますが、女性むきの雑誌には、素敵な服や化粧品、ネックレスやブレスレットが掲載されていました。
「ひそかに楽しんでいるのかな~。」
「着てみたい~」と長いドレスやベールに身をつつんでうっとりする人、学生服を着てみてポーズをとる人、まるでムスリムの男性そのもののように見える人など
部屋中がとてもにぎやかになりました。
先日テーマのゲストとして来てくださったエスペーロさんのイスラムの人々のお話や、ミゲルさんのペルーのお話しと繋がり、2つの文化により親しみやすかったように思います。
一人ひとりがいろいろな国や違った文化に興味を広げ、これから始まる個人テーマの学習につながればと思います。
M.Y