5月13日(月)「なにわ語り部の会」の辻さんに来ていただき、みんなで 素話を聞きました。
素話とは絵本や紙芝居などの道具を使わず、昔話などを素朴に語ります。
最初のお話は、「鮎はかみそり」
殺生をしてはいけない和尚さんが、好物の鮎を焼いていることをを小僧さんに知られ、それはかみそりだと答えます。
ある日和尚さんのお供で一緒に川を渡っていた小僧さん、「和尚さんの好きなかみそりがたくさん泳いでいますね。」と話しかけて・・・
石川県に伝わる昔話をゆったりとお話してくださいました。
その後は「王様の耳はロバの耳」。ポルトガルに伝わる有名なお話ですが、「皆が知っている物語と少し違うところがあるよ。」と聞き、みんな真剣に耳を傾けて聴いていました。
その後、工藤直子さんのことばあそびの詩をみんなで大きな声で読みました。
最後のお話は「食わず女房」です。
男の望みどおり「食事をしない女」が嫁入りしますが、その正体は頭のてっぺんに大きな口を持った妖怪であることを知るお話です。お話に出てくる、この季節によく目にする植物、よもぎと菖蒲の由来を説明してくださいました。
辻さんの優しくて柔らかな語り口に、みんないつの間にかお話に引き込まれていきました。
お話が終わった後、「おもしろかった。」「また聞きたい。ありがとう。」という声の中、皆で一緒に写真をパチリ。
また是非こどもの森に語りに来てくださいね。今度はどんなお話に出会えるのでしょう。
M.Y