自己肯定感を育む聴き方〜こどもの森のハッピーアドバイス②〜


5月の子育てカフェは「自己肯定感を育む聴き方」をお伝えしました。

自己肯定感は「生きる力」

その自己肯定感を育む一番強力な関わり方は、ズバリ「聴く」こと。

今回のメインファシリテーターはプロコーチの坂本田鶴子さん。

 

これまでにお仕事で様々な人たちのお悩みを聞いてきた田鶴子さんが、声を大にして伝えたいこと。それが「聴くことの大切さ」です。

 

会場は定員オーバー、おかあさんだけでなく、おとうさんやおばあちゃん、学童の先生や大人向けワークショップをされている方、これからフリースクールを作りたい方など、

いろんな立場の方たちが参加されました。

 

まずは二人組で自己紹介をし合いました。

スタート時からとても和やかな雰囲気です。

 

はじめに田鶴子さんより、自己肯定感とは何か、心の成長の仕組みはどうなっているのかの説明があり、

いよいよ「聴く」ワークです。

二人組になって、まずは「聴かれない体験」をやってみました。

聞き手の方にはスマホを持っていただき、話し手が話し続けても、うなづかず、目も合わせずにスマホをいじり続けてもらいました。

 

これはかなりキツイ!

聞いてもらえないって、自分の存在そのものを否定されたかのような気持ちにさえなります。

でも私たちはふだん、結構これやっちゃってるんですよね。

 

そして次は「聴いてもらう体験」です。

うなづいて、目を合わせて聴いてもらうと、なんだかとても心地よいですよね。

ワークのペア同士も、なんだか一気に距離が縮んだようです。

 

聴くときのポイントをいくつか教えてもらいました。

相手を尊敬、尊重する聴き方とは。

自分が大好きな人(芸能人でも誰でもいい)が目の前に現れて、自分に話しかけてきたら、どんな風に聞くでしょう?

きっと相手の話を宝物を受け取るように聞くでしょう。

その感覚が、相手を尊敬、尊重する聴き方なのです。

 

それにしても、田鶴子さんの講座はとっても素晴らしかったです。

参加されたみなさんのこのリラックスされた表情を見ても、そのことが十分に伝わってくるのではないでしょうか。

 

 

最後に全員で輪になって、一言ずつ感想や気づきのシェアをしました。

以下、参加者のみなさんのお声をご紹介します。

 

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・朝から夫とケンカしてきたけれど、自分に余裕がないと子どもの話を聴いてあげられないから、帰ったら夫に協力してもらおうかと思いました。

 

・自分は話を聴いている方だと思っていたけれど、実は聞いてなかったと痛感しました。大事なことは目を合わせて、挨拶も目を合わせて、ということが大事なだあと思いました。

 

・今までは「聞く」だったなあと。「聴く」をするためには自分に余裕がなくてはと思いました。

 

・聴くことのパワフルさを改めて感じました。

 

・無理に聞こうとしなくても、子どもが話したい時に聞いてあげればいいということがわかりました。

 

・自己肯定感の大切さがよくわかりました。話を聴くことが人を幸せにするって不思議だなあと思いました。

 

・相手を尊重することと聴くことはこういうことだったんだなあとわかりました。

 

・夫の話をあんまり聴けてなかったと気づきました。

 

・自己肯定感を高める具体的な方法が聞けたので、早速実行していきたいです。

 

・「聴くだけでその場が安全になる。大きく言えば聴くだけで地球が平和になる」というお話に、目からウロコでした。

 

 

ファシリテーターの鹿毛さんより。

「愛は忍耐である」ということは確かにあるなあと実感しています。

テーマは心。

理屈じゃない。自分をコントロールしようとしない。本当は心で感じ取って心を大事にしながら動くこと。

 

守安より。

子どもの好きなこと、興味のあることを聞いてあげると、子どもを元気にさせるなあと思います。

 

最後に田鶴子さんより。

「聴くこと」ってこんなに大切なのに、どうしてこんなに知られていないんだろうと。

「聴くこと」で世の中が平和になると本気で思ってます。

「聴くこと」は「愛」です。

 

(A.M)

 

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次回は6月12日(水)10時〜12時

「自分で決めていいんだよ」です。

自己決定が子どもの自己肯定感を育むということについて、みなさんと一緒に考えていきます。

 

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