【高学年】みんなでつくった修学旅行 ①名古屋へGO!お城と車を見に行こう。


5月から準備を始め、ギリギリ直前まで話し合いをしていた高学年の人たち。
この7か月、フリマをしたりイベントをしたりして
自分たちで旅費を集め、
行先も宿も何もかもを自分たちで手配して、
無事11月30日~12月1日の1泊二日の修学旅行に行くことができました。
本当におつかれさま。

ここからは、修学旅行当日のようすを記録していきます。
がんばって何とか行ける段取りができたものの、
現地では思いがけないない出来事も起きました。
そんなこんなをみんなで乗り越え、笑顔で帰宅するまでの記録です。

修学旅行準備編はこちら
修学旅行ブログ

 


 

朝7時。
白い月が西の空に浮かんでいる頃
北千里の駅に子どもたちが集まりました。

みんな集合時間より早く到着。
楽しみでわくわくしているようすが伝わってきました。

 

ここから阪急梅田駅まで移動し、
そこから道案内の人が先頭に立って、近鉄難波駅まで連れて行ってくれました。

 

平日8時の御堂筋線は通勤ラッシュ!
乗り切れなくて、1本見送りました。

 

はぐれないようにみんなで声を掛け合って、
無事、近鉄難波駅に到着しました。

切符の支払い担当者が乗車券を購入。
特急券は事前に購入済みでした。
みんなに切符を1枚ずつ配ってくれました。

 

さあ、これから名古屋へ向かって出発です!

 

 

豪華なしつらえにびっくり。近鉄特急「ひのとり」

乗車する列車は近鉄特急「ひのとり」
ホームに滑り込んできた「ひのとり」を見て、一同大興奮!

 

「え~!こんなすごいのに乗るん!?」
「めっちゃ豪華や!」

 

 

乗り込んだ車内もとってもゴージャス。
車両の端に大きな窓のラウンジがあったり、
コーヒーマシンが設置されていたり。

 

子どもたちは事前に決めていた座席に座り
さっそくお菓子交換をしたり、人狼(ゲーム)をしたりして
わきあいあいと過ごしていました。

 

ところが。
ちょっと声が大きかったからか、近くの乗客の方からクレームが。
全員にそのことを伝えると、子どもたちは静かにすごすようになりました。
「電車の中では静かにする」
という旅のルールを決めてはいたものの、楽しすぎてちょっぴり羽目を外してしまいました。

 

 

名古屋駅に到着。
まずは名古屋城へ。

ここからは、名古屋駅→名古屋城の道案内担当者が先頭に立って
みんなを引き連れていきました。

道案内担当、と言っても
担当者も初めて来た場所です。
事前に調べたルートを見て、地下鉄の行き先表示を確認しながら案内してくれました。

案内図がレゴでできていました。レゴランドがあるからか、名古屋はレゴの街なんですね。

 

支払い担当者が名古屋城までの切符を購入。

 

途中、栄駅で乗り換えをして、無事名古屋城駅に到着。
地下鉄の出口を振り返ると、まるでお城の門のような形になっていて
みんな「わ~!すごい!」
と大興奮でした。

 

名古屋城の入口で担当者がチケットを購入。

 

名古屋城では自由行動です。
集合時間と場所の確認をして、それぞれ中へ入っていきました。

中に入る前に、集合時間と場所を確認。

金のシャチホコが輝く天守閣。
耐震の関係で中に入ることはできず、外側からそびえ立つその姿を見上げました。

 

美しい庭園はちょうど紅葉が見頃でした。

 

おもてなし武将に遭遇したラッキーな人もいました。

城宝館で名古屋城の所蔵品の展示を見た人もいました。

 

集合場所はちょうどおみやげ屋さんがあって、
子どもたちは大喜びで自分へのおみやげをゲットしていました。

攻撃的なキツネ出没!

 

次なる目的地は
トヨタ産業技術記念館。
徒歩で30分、歩きに歩きました。

名古屋城からトヨタ産業技術記念館までは、電車だとぐるりと遠回りするようだったので
直線距離を徒歩で行くという計画になっていました。

キツネも一緒に。

道案内の人が、事前にGoogleマップのストリートビューで確認していた、
小学校の前を通り過ぎて、無事記念館に到着。
レンガ造の美しい建物が立ち並んでいました。

 

支払い担当者が受付で入場券を購入。

 

館内はとっても広く、
繊維織物の機械がずらりと並ぶ「繊維機械館」と
車づくりが学べる「自動車館」がありました。

しかし、
名古屋城の中からここまで、結構歩きづめだったので、みんなはもうクタクタ。
「ちょっと休憩したい〜」
「座りたい〜〜」

ところが、
入り口すぐのところにあった「テクノランド」という体験型アトラクションのコーナーを見るや否や
みんなそちらに殺到笑
楽しいことを前に、疲れも吹っ飛ぶようです。

風速30mを体験中

 

子どもたちは繊維機械館はあまり関心がなかったようですが、
手動の機織り機から自動で布を織り上げる機械まで、
創業者の研究と創造の熱い想いに触れることができる展示があり、実演もされていて
スタッフはとても興味深く見学できました。

 

自動車館は、工場のオイルの匂いの中機械が動いていて
技術の変遷が紹介されていました。

 

歴代の自動車もたくさん展示されていました。

 

とても1時間半では見きれない、充実の博物館でした。

 

 

1日目の観光は終わり。
さあ、宿へ向かいましょう。

ここからはトヨタ→宿の道案内担当者が、今回の宿となる「名古屋市青少年宿泊センター」まで連れて行ってくれました。
トヨタ記念館を出てすぐの道で、右と左を間違えて進んでしまったけど
途中で気づいて引き返し、無事、栄生(さこう)駅に到着。

「あれ?道おかしいんちゃう?」とみんなでマップを確認しているところ。

 

ここから名鉄名古屋本線に乗って、乗り換え駅の金山まで行きました。

金山でJRに乗り換えなのですが、
ここでめんどくさいことに。
切符を窓口でまとめて購入することができず、
券売機で1枚1枚買うしかなかったのです。
24人分の切符をちまちまと買うので、それはそれは時間がかかり、
しかも平日の夕方なので人もたくさん。
周りの迷惑にならないよう、なるべく固まってもらって、
なんとも落ち着かない時間を過ごしました。

ようやく切符を全て買うことができ、ホームへ。
「疲れた〜」
「早く宿に行きたい」
などどぼやいておりました。
朝から一日中、本当によく歩いたので、みんな足が棒のようになっていたと思います。

 

ラッシュ時の混んでいる電車に乗って、
無事目的地の南大高駅に到着。

あたりはすっかり夜です。
新幹線の線路がすぐ目の前で、時々ゴオオオオーとすごい勢いで新幹線が通り抜けて行きました。
架線からパチパチっと火花が飛んで、びっくり。

 

駅からすぐかと思いきや、
曲がりくねった暗い上り坂をえっちらおっちら、10分ほど歩いたでしょうか。
ようやく宿の青少年宿泊センターが見えました。

「ついたーーー」
「いい感じの宿やん〜」
「早くお風呂に入りたいわ〜」

クタクタの一同、なんとか宿に到着です。
ようやく部屋でごろりとなれると思いながら。

 

しかし、この後思いもよらぬ展開に…

なんと、入所手続きのための書類を持ってくるのを
忘れてしまったことに気づいたのです。

どうなる!?高学年。

つづく。