【高学年テーマ】これってジュースじゃないの!?炭酸飲料を作ってみた。


2学期のテーマ「食」。

特に、栄養と安全を重点的に学んでいます。

この日は、多くの人が普段からよく飲む飲み物から、「食」について考えてみます。

 

これって、ジュース?

果汁100%の飲料、コーラ、炭酸飲料、果汁50%の飲料。

これはジュース?という質問に、それぞれで考えて手を挙げます。

特に割れたのが、やはり果汁50%の飲料。

どこまでをジュースと言っていいのだろう?

答えは…?

果汁100%のもの=フルーツ「ジュース」

果汁が少ないもの=フルーツ「ドリンク」

果汁がないもの=ソフトドリンク

甘い飲み物全般を指してジュースって言いがちですが、実はけっこうちゃんと決まっているんですね。

 

100%じゃないものって、何でできているの?

果汁100%のものは果汁でできているのはわかるけど、じゃあ100%じゃないものは何が入っているんだろう?

無果汁のものって、何からできているんだろう?

ということで、実際に作ってみました!

材料は、

・炭酸水

・果糖ぶどう糖液糖

・酸味料(クエン酸)

・着色料(赤・黄)

・香料(オレンジエッセンス)

の5つのみ。

さて、どんな飲み物ができるのか…

それぞれの材料が何からできているのかを学びながら、分量通りに入れていきます。

 

果たしてお味は…?

完成すると、オレンジエッセンスのいい香りがします。

オレンジの果汁は一滴も入っていないけど。

いざ飲んでみると、どこかで飲んだことがあるような味がします。

「おいしー!!」「おいしくない~」と賛否両論。

果汁は入っていないはずなのに、なぜかオレンジの味もするような…

こどもたちの感想を聞くと、

「おいしい」

「もっと飲みたい」

「○○に似ている」

「作り物の味がしてまずい」

好きかどうかは、普段からこういった飲み物をよく飲んでいるかどうかも関係していそうでした。

 

何からできてるかなんて、知らないよね?

果汁が全く入っていないのに、ジュースみたいな味がする。

それは炭酸飲料に添加している     ものの量とバランスでできているということ。

でも、普段からよく飲んでいるという人でも、どんなものが入っているかは意外と知らないし、知っていてもそれがどんなものか(何からできているか)は知らないという人がほとんどでしょう。

実際ラベルに酸味料、着色料、香料と書かれていても、何が入っているかその表示だけではわかりません。

何が入っているかわからないものを気にせず飲んでいることを改めて考えると、ちょっと怖いかも…

食の安全を守るためには、食品表示を見ることも大切ですが、それを見ただけではわからないこともいっぱい。

どんなものが入っているのかを知ったうえで、自分で納得して体に入れるものを選べるようになるための参考になればいいなと思います。

 

(T.F)