いよいよテーマ学習の発表の日が迫ってきましたが、今日に至るまでにこどもたちはどんな学習をしてきたのでしょうか?
9月のことで少し前のことになってしまいますが、こどもたちが学習したことの一部をご紹介します。
高学年の2学期のテーマは「食」。
安全なもの、栄養のあるもの、おいしいもの、高いもの…いろんな視点があります。
そんな中でも、みんなが毎日のように食べているお米に焦点を当て、どうやって作られているのか、そして、安全なのかを聞いてみることにしました。
今回は、60年お米農家をされている大ベテランの小谷さんに来ていただいて、お米作りのお話を聞かせていただきました。
・お米ってどうやってできるの?
まず、田植えから収穫・選別や精米の流れを教えていただきました。
なるべく農薬を使わなくて済むように、苗の消毒はお湯でしたり、化学肥料ではなく有機肥料を使ったりと、みんなが安心して、おいしくお米を食べられるように工夫をされているそうです。
そうして作られたお米は特定栽培米として、お墨付きをもらっているそうです。
とっただけのもみ、脱穀した玄米、きれいな玄米のみ選別したもの、肥料などたくさんの実物の資料も用意していただき、こどもたちも興味津々。
・1本の稲から何粒のお米がとれる?
そして今年とれたばかりの稲穂を持ってきていただき、1本の稲にどれくらいお米ができるのかを数えました。
みんなで予想して、グループごとに一生懸命数えます。
1粒のお米から育った稲に、なんと100粒以上の新しいお米が!
わずか数か月で、100倍以上に増えるなんて。。。
でも、そのために田んぼを耕したり、肥料をまいたり、虫などにやられないように、たくさんの手間暇をかけているということもよくわかりました。
・果たして、そのお味は…
そして最後に、小谷さんが精米したお米まで持ってきてくれたので、お話を聞いている間に焚いて、みんなでいただきました。
なんと、小谷さんさえもまだ食べていなかったそう。
「めっちゃおいし~」
「おやつより、お米がいい!」
愛情たっぷりの安心なお米は、やっぱりおいしいですね。
小谷さん、ありがとうございました!
みんなはどんなことに興味をもち、どんな発表をするのか…
とても楽しみですね。
(T・F)