【低学年テーマ】こどもの森に巨大あり出没!?ありのからだってどんなの?


1学期の間、低学年の人たちは、ありと向き合い、ありに驚き、ありを心ゆくまで楽しんできました。

今日は発表までの道のりをグループごとに紹介したいと思います。

 

 

こどもたちのはてなや発見が集められた、「ありメモ」。

そのありメモをもとにからだスタートチーム、たべものスタートチーム、しゅるいスタートチームの

3つのグループに分かれて活動してきました。

ありめもや、グループに分かれるまでの活動についてはこちらをご覧ください~!

https://kodomono-mori.com/blog/?p=24110

 

ちなみに、なぜ「〇〇スタート」なのかというと、

子どもたちのはてながあまりにも多岐にわたっていたため、

3つに絞り切れず、、、スタートは〇〇だけど、そこからどんどん広がっていってもいいよね、

という想いをこめて、〇〇スタートチーム、としています。

 

 

それでは、からだスタートチームの活動をご紹介~!

 

 

なにをしよう?作戦会議!

からだスタートチームでの活動がスタートしました。

これからどんな風に進めていくのかも、みんなで話し合って決めます。

からだスタートチームでやってみたいこと、知りたいこと。どれも魅力的だなあ。

 

この中から、もけいづくりをすることに決定!

 

ありのからだってどうなってるの?

「まず、ありの体ってどんなんやっけ?」

という疑問から、みんなのイメージでありをかいてみました。

 

体のかたちも、足の数も、目や触覚の感じもみんなぜんぜん違うね~、と子どもたち。

 

実際に観察してみようということになりました。

公園に行ってありをつかまえて観察して、図鑑でありの体の構造を見て、改めてかいてみました。

 

左が最初のイメージでかいたあり。右が観察後。

 

「ぜんぜんちがうやーーーーん!!」

・触覚って思ったより長い

・足は6本、全部真ん中の部分からはえてそう

・頭、胸、腹という部分にわかれてる

・よーく見たら毛がはえてる…

・これ、おしりじゃなくて、腹なんや!

 

ちょっと観察しただけでも、こんなにおもしろいあり。

もっともっと知りたくなりました。

 

そこで、昆虫館の方にzoomをつないで質問しよう!ということになりました。

・ありって水に浮いても生きられるの?

・ありってけがをしたら治るの?

・ありって心臓はあるの?

・女王ありってなんで交尾をしたら羽を落とすの?

・飼っている女王ありが卵を産まないんだけど、どうして?

・ありって血はある?血の色は赤色?

・ありはどうやって、えさをみんなで協力して運ぶの?

・どうやって自分の家族か、そうじゃないかがわかるの?

 

などなど。質問が止まりません。

昆虫館の方もとても丁寧に答えてくださり、大満足!

 

そのあとは公園に出かけて、昆虫館の人が言っていたことが本当かどうか、実際に確かめてみました。

小さいありは観察が難しいですが、苦戦しながらもいくつかの答え合わせができました。

 

こうやって集めた情報をみんなでまとめたり、クイズを作ったりして発表準備。

 

巨大あり完成!

情報集めと同時に進んでいたのが、巨大模型づくり!

模型チームが中心となってどうやって作るかを話し合って決めます。

・体は何でつくる?

・目は小さいのが集まってるから、この素材使えるんちゃう?

・あごはこれとこれを組み合わせて…

・毛もいっぱい生えてるよな。糸をつけてみる?

・足は針金と紙粘土で作れそう!

 

そんなこんなで苦戦しながらもようやく巨大ありが完成!

体の色がうまく塗れなかったり、足が崩れたり、あごの固定が難しかったり、

触角がうまく再現できなかったりしましたが、10コマほどかけてできたありはとても立派です。

 

みんなへのお披露目が楽しみ!

 

ありって、おもしろすぎる!

「みなさん大変です!こどもの森に巨大ありが侵入しました!」

という声とともにお披露目された巨大あり。

「おー!」とか「すごーい!」とか、いろいろな反応がありました。

 

ありの体の仕組みについて発表したり、クイズを出したり、

みんなで楽しくありの勉強ができたのではないかな~と思います。

 

1学期のテーマを終えて

最後に、1学期間を通して学習してきたありのこと。

子どもたちの感想を紹介したいと思います。

 

・最初はありって気持ち悪そうと思ってたけど、知れば知るほどおもしろくて、

触れるようになってよかった。

・ありの血が透明だと知ってびっくり。

・人間は腹が真ん中にあるけど、ありははらが一番後ろにあっておどろいた。

・ありは口から息をすると思っていたけど、胸の上の方に空気穴があるなんでびっくりした。

・ありって小さいけど、家族で協力して強いんだなーと思った。

 

普段何気なく見ているありも、ぐっと近づいて観察してみると

おもしろくて興味深いことだらけの生き物でした。

 

ありに興味がなかった、ありなんて気持ち悪い、と思っていた人も

どんどんその魅力に惹かれていく様子が、とてもすてきでした。

 

これからも身近なものを、少し視点を変えて、目線をそろえて

観察したり、触れたりしてみてほしいなと思います。

きっと今まで知らなかった発見がたくさんたくさんあるんだろうな~。

 

(K.Y)