「寒さを楽しもう!」をテーマに、グループに分かれ、テーマ学習に取り組んでいます。
前回、箕輪さんから雲についてのお話を聞き、雲のつくり方を教えてもらった子どもたち。
今回は、もう一度自分たちだけで雲づくりの実験に挑戦してみることになりました。
40°ほどの水を入れたペットボトルに、
線香の煙を入れて、蓋をします。
両手でギュッと押すと…
ペットボトルが白く曇り、中に雲ができました。
この様子を見て、ある男の子がひと言。
「煙の量を増やしたらどうなるんやろ?」
その発言をきっかけに、
「お湯の温度を熱くしたら、もっと白くなりそう」
「どっちもやったら、めっちゃたくさんできそう」
と次々にアイデアが出てきます。
スタッフも予想していなかった展開でしたが、
それなら試してみよう!と実験が始まりました。
線香を長い時間入れて、煙をたくさん入れたり、今度は少なくしたり。
お湯の温度を温度計で測り、温度を高くしたり、反対に低くしてみたり。
思いつくままに試し、どんな条件でどうなったかを紙に記録していきます。
結果は、熱いお湯で煙をたくさん入れるほど、雲がたくさんできることがわかりました。
最後にはなかなか消えない濃い雲をつくることができ、満足そうな子どもたち。
実験がひと段落したところで、
実際の空の雲はどのようにしてできているのか、ペットボトルの中の様子と照らしあわせて考察をしました。
ペットボトルの中の水は海、線香の煙は空気中のちりなどを含んだ「雲のタネ」、手で押した圧力が気圧になるとわかりました。
ペットボトルという小さな空間の中に、あんなに広い空の様子を再現できるって、面白いですね。
子どもたちの発想から思わぬ方向へ学びが広がり深まり、楽しい実験になりました。
(Y.Y)