【高学年】修学旅行はみんなでつくる⑨ 大阪ー名古屋、どうやって行くの?


今年の高学年の修学旅行、一泊二日の名古屋旅。
子どもたちが考える、旅のプランについて記録していきます。

今回は、名古屋までの交通担当者のがんばりについて。

修学旅行エピソード8回目はこちら
【高学年】修学旅行はみんなでつくる⑧ 観光先が決まらない!みんな納得の道はあるのか。

 


 

大阪から名古屋まで、なるべく安く行く方法。

今年の交通担当は、4年生と6年生の二人が引き受けました。
交通担当の仕事は、学校の最寄駅である北千里から名古屋までの行き方を調べること。

ところが、この頃ペアの6年生がお休みすることが多くて
交通を調べる作業を4年生が一手に引き受けざるを得ない状況に。

初めての修学旅行で、これまでやったことのない路線を調べるという作業に
内心とても大きな不安を抱えつつ、
スタッフのサポートを受けながら、見事2つのルートを提案することができました。

一つは、難波ー名古屋。
もう一つは、鶴橋ー名古屋。

紙に大きな文字でしっかりと書いて、みんながよく見えるようにして出してくれました。
どちらも北千里からだと約3時間。
交通費は大人料金で約4800円。

難波駅出発に決定しました。

 

当初は往復とも近鉄特急を使うことにしていましたが、
11月、宿も決まり、お金にとても余裕ができたことがわかると
帰りの電車を新幹線にして、時短できた分、観光先を1つ増やすということになりました。
(詳しくはひとつ前のブログをご覧ください)

それで、
行きは近鉄特急、帰りは新幹線に乗ることになり、
いよいよ切符を購入する準備に入りました。

 

駅に電話して、切符の予約をします。

ネットで調べたところ、近鉄もJRも団体割引があるようでした。
そこで、詳しい情報をゲットするため、駅のお客様センターに電話で問い合わせることに。

まずはJRから。
担当の人は、ドキドキしながら電話番号をプッシュ。

「あの〜、箕面こどもの森学園という者なんですけど、切符を買いたいんです」
「どちらからどちらまでですか?」
「え〜と、名古屋から新大阪までです」
「何名様ですか?」
「え〜と、子ども23名、大人2名です」
「団体さんですね。団体割引には普通団体と学生団体があります。普通団体は15%引き、学生団体は30%引きになります。そちらは小学校ですか?」
「はい、え〜と、フリースクールです。」
「では、学生割引が適応されるかどうか、お調べしてまたお電話しますね」

ふう〜
電話が終わり、ほっとした様子。

 

しかしこういう時いつも思うのは、
無認可学校は学校割引が認められないことがとても多いということ。
今、不登校の子どもが30万人にもなったというのに、
多様な学び保障法ができたというのに、
まだまだ世間の理解は低いです。

 

JRは返事待ちなので、次は近鉄に電話をしました。
また、ドキドキしながら受話器を持つのですが、
難波駅はいつまで経っても繋がりません。

仕方がないので、しばらく時間をおいて何度かチャレンジしましたが
どうにも繋がらず。
翌日、再度電話をして、なんとか切符購入の予約ができました。

そして
JRの方は残念ながら、学生割引は適用できませんとの連絡がありました。
仕方ないですが、それでも団体割引はきくので、少し安くなりました。

交通担当の二人、おつかれさまでした。

つづく。

(A.M)