【低学年】「公立校でやっていた体力測定がやりたい!」〜自分たちで企画してやってみた〜


「やりたいことないかな?」体力測定やりたい!

低学年集会では、①良さ・良いところ②困ったこと③言いたいこと・聞きたいこと④やりたいことが話せます。

今日は、その中でも「やりたいこと」で出てきた体力測定の紹介をしようと思います。

 

こどもの森では、公立学校のように体力測定は実施していません。

現3年生で、1年生のときは公立学校に行っていた子が「体力測定をしたい!」と提案してくれて、他の人たちも面白そうだということで、体力測定実行委員をつくって準備を進めることにしました。

 

スタッフ的には、「お泊まり会の準備もあるし、別で企画しているイベントもあって大変だと思うから、今回は子どもたち主導の実行委員じゃなくて、スタッフ主導でやるよ。」と伝えたのですが、「いや、自分たちでやりたい!」とのことで、実行委員を作ってすすめることになりました。

 

体力測定実行委員スタート!

 

早速、「体力測定で何する?」と話し合いました。

出てくる意見は

  • おにごっこ
  • リレー
  • 玉入れ

などなど

 

そう、こどもの森の人たちは体力測定を経験したことがないので、そもそもどういうものかあまりわかっていないようでした。

そこで、議題に出してくれた3年生や、スタッフの方から「体力測定ってこんなことをするんだよ」と説明して、最終的に

  • 反復横跳び
  • シャトルラン
  • 走り幅跳び
  • ソフトボール投げ
  • ハードルリレー

をすることになりました。

 

 

学校にあるもので準備

学校に長い距離を計れるメジャーがなかったので、自分たちでつくることにしました。

1メートルずつ線を入れて、シャトルランで使える20メートルのメジャーをつくりました。

直前にはリハーサルをしました。実際にものを置いて、やってみたり、ルールを確認してみたりしました。

反復横跳びの線を確認中。「反復横跳びの線は何が良いか?」も話し合い、ロープだとひっかかるかもしれないとのことで、マーカーに。

 

ついに当日!体力測定スタート!はじめの種目はハードルリレー?

ついに念願の体力測定当日です!

天気は晴れで無事開催できそうです。

ところが、司会を決めるのを忘れており、その場で司会の役割を誰がするかの取り合いに、、、、

なんとか、折り合いをつけて無事スタートです。

 

初めの種目は「ハードルリレー」

なんと、いきなり体力測定ではない種目です。

体力測定ではないけど、実行委員の希望でやりたいとのことで実施することになりました。

 

マーカーを踏まないように飛び越えます。丘もうまく使ったコースを用意しました。

続いて、実行委員の中でもぜひやりたいという話になっていた「反復横跳び」

スタッフも一緒に体験させてもらいました。

続いて、走り幅跳び。

「一番後ろについたところまでの長さを測るよ」

とルールを確認してスタート。

どうやったら遠くへ跳べるか何度もチャレンジしていました。

 

次は、ソフトボール投げ。ソフトボールがなかったので、代わりに学校にあるテニスボールをつかいました。長さを測る黄色いテープは出発前に実行委員の人とお手伝いさんとで、1メートルごとに線を引いてつくったものです。

ボール拾い係や、距離確認係などに分かれて行いました。

 

最後は、シャトルランです。

実行委員の人が実際に少し走ってやり方を説明してくれました。

シャトルランは初めての人がほとんどでしたが、思っていた以上に大変だったと言っていました。

 

自分たちでやってみた体力測定

低学年集会で議案を出し、実行委員をつくって進めてきた体力測定はとても楽しかったようです。

帰りのミーティングでは

  • またやりたい!
  • シャトルランが思ってた以上に大変だった!
  • ちゃんとできてよかった。
  • 反復横跳びが楽しかった。

など、いろんな感想が聞けました。

こどもの森では、「こどもが学びの主人公」だからこそ、自分たちで企画して何かを進めていく経験をたくさんしてほしいなと思っています。こどもたちはただ遊んでいるだけのように感じているかもしれませんが、このように、自分たちで身の回りのことを動かしていける経験をたっぷりしてもらえたらなぁと思っています。

体力測定実行委員のみなさんお疲れ様でした〜

 

(T.Y)