「しあわせのバケツ」という絵本を知っていますか?
人はみんな、心の中に見えないバケツを持っていて、
バケツがいっぱいになると幸せを感じ、空っぽになると悲しく寂しくなる。
誰かのバケツを幸せでいっぱいにすると、自分のバケツもいっぱいになる。
誰かを傷つけてその人のバケツを空っぽにすれば、自分のバケツも空っぽになる。
そんなようなお話に、じっと聞き入るこどもたち。
読みながら、
「バケツの顔が笑ってる!」
「悪いことする人はバケツはいっつも空っぽやで」
「みんなバケツを持って生まれてくるのかな?」
など、色々と考えを巡らしながら絵本を聞いているようでした。
そのあと、こんなワークをしました ↓
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友だちに誘ってもらったら嬉しい、お掃除したら嬉しい、ママと遊ぶと嬉しい、など。
ズルされたら嫌、仲間外れにされると悲しい、からかわれるとバケツは空っぽになる、など。
このあとサークルになり、出たみんなの意見を見てみました。
空っぽになる、青色のバケツから。
仲間はずれ。されたことあるなあ。
こんなことされたら嫌。からっぽになる。
からかうって、例えばこんなことやで。ちょっと嫌やなって思ってる。などなど、
みんなの気持ちが出てきました。
こういうことが、からっぽにしちゃうことなんやね。
「赤いバケツも見ようやあ~」と、こどもの声。
では、優しい気持ちでいっぱいになる、赤色のバケツは?
一緒に遊ぶとバケツがいっぱいになる。
ほめられると嬉しい。ほめられるって、例えばどんなこと?
プロジェクトの作品を「かわいい、すごい」って言われると嬉しい。などなど、
こうされると嬉しい、そうだと楽しい、と、想像しながら書いたんだな~という意見が出ていました。
こどもの森では、自分を大切にすることと、人を大切にすることが何より大事にしたいこと。
日々こどもたちにも問いながら、バケツをいっぱいにし合えるといいなと思います。