こども哲学「いのちってなに?」


哲学しました!

高学年のことば共同の時間に「いのちってなに?」というテーマで話し合いました。

哲学のキャンドルに点火して、話し合いが始まりました。

はじめの、「いのちのイメージは」、という質問には、生き物、生命の誕生した海、成長する・大きくなる、寿命があるなどの意見がでました。

 

「いのちはどこからきたの?」

・自分はお母さんのお腹から生まれてきた。宇宙からきた、ビッグバン→原子→原子の塊である肉体というつながりがある。

・植物は種子から生まれる。

・いのちは前や次とつながりがあり、受け継がれている。

・自分の父母、その父母、そのまた父母となると、すごい人数のご先祖様がいて、その中の一人でも欠けると自分はいなかった。

・最初は少人数から始まった人類だが、その数が増えるにつれて、いろんな意見を持つ人が現れているのがおもしろい。

つながりに注目している意見が多く見られました。

 

 

「いのちに終わりはあるの?」

・自分のいのちに終わりはあるけれど、自分が結婚して子どもを持てば、つながりがあり、終わりがない。

・50億年後に太陽が爆発して地球が終わり、いのちも終わる。

・人類が滅びても、植物は生き残る。種としての増減はあるけれど、いのちは終わらない。

自分のいのちと、生命活動とか環境としてのいのちを踏まえた話がありました。

 

 

「人は何のために生まれてきたの?」

・幸せになるため。

・自分の好きなこと、したいことで他人を幸せにするため。

・どんな悪人でも、生まれてきたときはかわいかった。幸せを届けるために生まれてきた。

地球を守るため。

・個人としての生きる目的は、生まれてから決まる。

生まれてきた理由が、「幸せになるため、幸せを届けるため」、というのが、こどもの森らしくて素晴らしいなと思いました。

  

 

最後に、さだまさしの「いのちの理由」をみんなで聞き、哲学のキャンドルを吹き消して終わりました。

こどもたちの発言が、自然と蟻の目と鳥の目を行き来しながら出てきていたのも、すごいなと思いました。

 

いのちってなに?っていう話題は、大人でもじっくり話してみたい話題ですね。(NY)