小学4~6年生の高学年クラス、12/9~10の一泊二日で修学旅行へ行ってきました!
子どもたちが行き先を決め、宿の予約から資金集め、スケジュールの設定、ほとんどすべてを運営します。
毎年経験していても、その過程はほんと~に山あり谷ありな、手作り旅行。
昨年の旅行で「スタッフに頼りすぎてしまった」などの改善点が子どもたちから出てきた経緯があります。
6年生の子たちが候補地を出し、調べて4・5年生にプレゼンして決める、そしてクラスみんなで準備という流れなのですが…
今回、子どもたちは、「自分たちの修学旅行」を実現できるのでしょうか。
準備編では、ドラマをお伝えします。
9月、その6年生同士の話し合いがなかなか進まない!というところから始まりました。本当は行きたいのだけど、脱線したり、参加度が低かったり…果たして行けるのでしょうか。
10月、そうこうしているうちに「資金集めもせねば!」ということでフリマを2回開催することにしました。まだまだ子どもたちには温度差のある状態。
候補地を6年生から提案するも、調べ不足で「これじゃ決められない」と突き返されます。
4、5年生からは「本当に行けるんかな~?」と焦る声も聞こえていました。
11月、2回のフリマを開催しました。
毎年は大人に任せていた積み込み&積み下ろしも自分たちでうまくシフトを組んで解決。
物品の寄付を募り、値段付けを休み時間も惜しんで必死でしていました。急ピッチの準備で、前日までバタバタです。
それでもとってもがんばった甲斐あって、合計6万円ほどの売上がありました。
そして、行き先がやっと伊勢志摩に決定!みんなで具体的な観光先を決めていきます。
ですが、ホテルに電話予約をした次の週、
1人の女の子がその日程では劇団の本番とかぶってしまうことがわかりました。
このままじゃその子だけ行けません。
いろんな意見がありましたが、最終的にみんな納得して日程をずらすことに。
ユースホステルにどきどきしながら電話をかけていましたが、無事、日程の変更ができました。
この間、みんなたくさんの行事や発表の準備でみんないっぱいいっぱい。
多い人は休み時間に4つものことを同時にこなす姿も…!
オルタナティブスクールの子どもたちは忙しいとよく言いますが、自分たちで進めて行くって本当に大変。
話し合いも一筋縄ではいきません。
二転三転したり、予想以上に時間がかかったり。
スタッフにも忍耐が求められます。大人が手を出せば早いのだけど、みんなの旅行でなくなると意味がないので、問いかけに変えてそれを繰り返します。
本心はスタッフも修学旅行を成功させたいので、時にやきもきしながら、反省しながら。
12月、はじめは「行けなくてもどっちでもいいし」と言っていた人もだんだん自信がわいてきて準備に参加する姿がありました。
スケジュールづくりはとても大変で、その都度細かな決め事をみんなに確認しながらやっていく姿は見事でした。
放課後も準備にさいてきたみんな。
全ての情報がつまったしおりができたのは、2日前でした!
果たして旅行はどうなる・・・?(→2へつづく)
(Y.N)