こどもりマイプロジェクト展
1学期の終わりに、こどもりマイプロジェクト展をやりました。
「こどもりマイプロジェクト展」とは、こどもたちが自分の好きなことややりたいことをカタチにする時間である「プロジェクト」でやったことを発表する展覧会のことです。
こどもたちは
- 展示コーナー
- 体験コーナー
- 発表コーナー
と、それぞれに合った発表スタイルで、今学期のお気に入りのプロジェクトを発表します。
「こどもりマイプロジェクト展」という名前は、有志の人たちで集まって決めた名前です。
「こどもり」とは、「こどもりくん」という素材庫に住んでいるキャラクターがいるのですが、その名前が使われています。それに、自分のプロジェクトを発表する機会という意味の「マイプロジェクト」を加えて「こどもりマイプロジェクト展」という名前になりました。
こどもたちは略して「マイプロ」と呼んでいます。
木工・手芸・家・3Dモデリング~多様な発表~
ここからは、こどもたちの発表の写真を見て、どんなお気に入りのプロジェクトが出てきていたのか紹介しようと思います。
こどもたちが普段どんなことに取り組んでいるのか、自然な発表の姿がたくさん見える時間となりました。

5年生の二人は絵本の作成をしています。「ケロロとピッツ」というキャラクターを考えて、その子たちが住んでいる家の構成を考えたり、絵本をどのようにつくるかというメモを見せながら構想を伝えてくれました。

こちらは中学生の「ピタゴラスイッチ」作りかけの状態になっていて、続きは参加者の人たちがつくっていける体験コーナーになっています。本や紙コップなどいろんな素材の形を活かしたつくりとなっていました。

こちらは、ガラスと同じ屈折率の油を入れることで、見えなくなるピタゴラスイッチを作ろうとしたものです。ですがうまくいかなかったようで、「見えないガラスで遊ぼう」の体験コーナーへと切り替えました。こちらも面白いチャレンジでした。

こちらは「遊べる立体絵」いろんな背景とキャラクターをつくっていて、実際に動かして遊べる体験コーナーです。彼女のもつゆるやかな雰囲気が現れる作品でした。

こちらはポケモンのアイロンビーズ。彼女はこの前の夏祭りでは、このアイロンビーズを使って的当てをするゲームを考案して、出店していました。つくったポケモンで遊んでいるうちに思いついたそうです。

こちらは5年生の子の火おこし機。まわるようになっているものの、まだ火が起きるまでではないそうで、どこを改良したら良さそうかという話をしていました。

こちらは中学生の3Dモデリング。3Dプリンターで印刷できるように、いろんな3Dモデリングを試しているそうです。最初はPCを作ったそうです。小学部の人たちや来た大人の人たちは「こんなことができるんだ」と驚いていました。

中学生のピアノの発表です。展覧会に音楽が流れてとても素敵な雰囲気になっていました。彼女は独学でピアノを続けているのですが、本当にピアノが好きなんだなということが伝わってきます。
自分の「好き」を伝えること・誰かの「好き」に触れること。
「こどもりマイプロジェクト展」では、いろんな人の「好き」に触れる機会となりました。
会場の雰囲気はとてもあたたかく、笑顔がたくさん見れる時間でした。
「プロジェクト」という学習時間では、自分の好きなことややりたいことをすることで、どんどんと自分を知っていく時間となります。
- こんなことをやるのが好きだな。
- 自分はじっくり何かに向き合う方があっているな・いろんなものをやるのが好きだな。
- これは自分は好きじゃないな。
など、プロジェクトで何かをつくることを通して、自分をつくっていく・育んでいく時間になっています。
今回の「こどもりマイプロジェクト展」で、いろんな人の「好き」に出会って、改めて「自分の『好き』ってなんだろう?」「自分はどんなことをしたいのかな?」と向き合う機会になればと思います。
とても楽しい時間でした!今後も学期に1回開催します。コクレオの森の会員さんであればどなたでも見に来れるので、次回もぜひお楽しみに!
(T.Y)