哲学の時間~「家族ってなに?」


今日のことば共同は、テーマ作文(こども哲学)。
哲学の火が灯り、哲学の時間がスタート。
テーマは「家族ってなに?」
「家族がいるってどんな気持ち?」
「うれしい!」「いてくれへんかったら不安になる」「心強い」
家で一人ぼっちになったときや、夜寝るときのことを振り返っては、
お父さんやお母さん、兄や姉、妹の存在を確かめている様子。
「家族にとって大切なことってなんだろう?」
「・・・うちはな、いのちやと思うねん。」(3年生)
「へぇ~!なんでいのちが大切って思うの?」
「えっと・・・だってな、いのちってつながってるやんか。おじいちゃんとおばあちゃんがおらんかったら、お父さんとお母さんがおらんかったら、うちは今ここにいいひんやんか、だからな、感謝してるねん」
わぁ~・・・すごいなぁ~!
いきなり深い。
「他に、家族に大切なことって、何かある?」
「やさしさー!」(2年生)
「助け合うこと」(3年生)
シンプルな言葉の数々の中から、みんなの家族への想いが見受けられました。
途中少し、家族自慢も発表し合いながらの話し合いとなり、微笑ましくもあり、
それぞれの家族の在り方を尊重し合っているように感じました。
「じゃあ、みんなはどんな家族になりたい?」
「やさしい、たのしい、健康な家族かなー」(3年生)
「あ、それ私もー!」(2年生)
こどもの森に通っているからこその意見も出てきました。
「子どもの(選ぶ)道を応援できるようなお母さんになりたい」(3年生)
「今の家族に自分ができることって何があるかな?」
「笑うことと、笑わせること」(3年生)
「嫌になっても、拗ねたりしないで、あきらめないこと」(3年生)
「妹の面倒をみて、お母さんを助けてあげること」(2年生)
今の家族を客観的に捉え、家族の中での自分のあり方と向き合っていた子どもたち。
40分という長時間でしたが、集中も途切れることのない、素晴らしい時間でした。
スタッフも感動のあまり、ちょっぴり泣いてしまいました。
次回のテーマ作文は2学期。
今度はどんな哲学の時間になるのでしょうか。
楽しみです。(M・K)
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