人間ってなに?


今年から始まった「テーマ作文」。
テーマを決めて、子どもたちが対話(哲学)をしてから、そのテーマについての作文を書きます。
1学期のテーマは2つ。「自由ってなに?」「学ぶってなに?」でした。
2学期は、テーマ作文のイメージもできたことだし、テーマを子どもたちに決めてもらうことになりました。
1年生~3年生の低学年クラス。
「どんなテーマがいい?」と聞いてみました。
スタッフの方では、「遊ぶってなに?」「友だちってなに?」などを心にもっていたのですが・・・
「人間ってふしぎだから、人間のことについてみんなで話をしたい。」
「人間ってサルから人間になったのに、なんでサルはサルで人間は人間なんやろう?」
「宇宙がなんでできたか、話し合いたいな~」
「知ってる!ビッグバンやで!」
「それはそうやけど、なんでビッグバンなん?」
などなど・・・
子どもたちのスケールの大きさに恐れ入りました。
結局、低学年クラスが選んだテーマは2つ。「人間ってなに?」と「宇宙ってなに?」。
どんな話し合いになるのか見当もつかない中、「人間って何?」の対話が低学年クラスで行われました。
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「人間って、動物でもあると思う」
「宇宙から見たら、宇宙人なんじゃない?」
などの話から、人間は動物とどう違うのかをみんなで話をしました。
 時間が終わってから、ある女の子がボソッと言いに来ました。
「話が違ったから言いにくかったけど、人間って大切なものやと思う」
 本当に、みんなよく考えているなあ~と感心しました。       (M.F)
 対話の後に書かれたテーマ作文を紹介します。
     「人間ってなに」
  人間は、人それぞれちがう。
  なぜかというと、みんな顔もちがう。
  人間は、ふしぎ。
  人間は、どうぶつみたいに足は四本ではない。
  人は、足が二本、手も二本。
  ほかのどうぶつにもあるかもしれないけど、人間はやっぱりふしぎ。
  おんなじ顔なのに、心はちがう。双子なのに、どこかちがう。
  家ぞくもにているだけで、心は人それぞれ。
  頭がいい人、みんなちがう。
  宇宙のほかのほしには、もう一人の自分がいると思う。
  ふしぎと思う。
  顔がにている人はいるけど、心が同じ人はこのほしでは自分一人。
  人間は、自分らしくはっきりと生きるもの。