空から蝶を呼ぶ場所づくり ~2回目~


「空から蝶を呼ぶ場所作り」の2回目が行われました。
 まず、学校近くの千里北公園に調査にでかけました。
 前回はいいお天気だったせいか、シジミチョウの仲間、テングチョウ、キチョウ、モンキチョウなどなど、いろんな種類の蝶々がいましたが、今回はあいにくの曇り空。今にも雨の降りそうなお天気でした。
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「なかなか、おらんな~」「あ!おった!…なんや、ガやったわあ」
 普段あまり意識したことはありませんが、お天気と蝶の飛び具合にはとても関係があることがわかりました。
 それでも、茅イネの仲間が生い茂る草むらにたくさんのヒメウラナミジャノメがいることを発見。
発見した子どもたちは、網を持って猛ダッシュ!あるグループは、7匹も捕まえました。
 前回、自分の網を持ち蝶に追いついても、蝶をとる瞬間にどうしてもためらいが出て、一匹も蝶を捕まえられなかった女の子がいました。今回は、3匹も自分でヒメウラナミジャノメを捕まえることができました。 「3匹も捕まえられた~!」と、とてもうれしそうでした。
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 今回は、前回にはいなかったセセリチョウも発見。この近辺にいる蝶の種類の幅が広がりました。
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 捕まえた蝶を逃がした後、学校に戻り、いよいよ場所づくりが始まりました。
 Aグループは、ベニシジミ。Bグループは、アゲハの仲間。Cグループは、キチョウ。
 それぞれグループで呼びたい蝶を決めていたので、ミッチーさんがそれぞれの蝶が卵を産む草木を用意して持ってきてくれていました。
「ベニシジミは、スイバ。酸っぱい葉やからスイバ。食べるとすっぱいで。アゲハは、カラスザンショウ。キチョウは、ネムノキとサイカチを植えるで。」
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 ミッチーさんから、草木の特徴や植えるときのポイントなどを教えてもらった後、25cm×50cmの木の枠を置いて、それぞれのグループで植える場所を決め、耕しました。
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 草や苗木を植えて、水をやった後、今日見つけた蝶や植えた植物などワークシートにまとめました。
これから、植物の成長を見ながら、蝶が来るようすを観察していくことになりました。
 「蝶、飛んでくるかな~」 「あ、蝶々飛んできてる!あれは、モンシロチョウや!」
 子どもたちは、呼びたい蝶がとんでくるのを楽しみにしています。 (M.F)