2学期後半の音楽Bは「アメージンググレース」


オープンスクールで「キセキ」を発表して、一段落した音楽B。
次は、12月24日のクリスマス会に向けて「アメージンググレース」の練習を始めました。
今回は音楽Bでは初めての試みで、楽器は一切なし、
アカペラで2グループに分けてハモろう!というチャレンジをすることになりました。
特別講師として、東京音大でオペラを学んでいらっしゃる三原さんに来ていただき
発声の基本やハモリの指導をしていただきました。
まずは歌声を聴かせていただきました。
プッチーニの「私のお父さん」と「アメージンググレース」を歌ってくださいました。
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2曲とも有名でよく耳にする曲ですが、
その声量やオペラ独特の歌い方に、聴いていた子どもたちはびっくり。
テレビやCDで聞くのと違って、やっぱり生の声はすごい。
ホンモノの持つ力だなあと思いました。
次は子どもたちが歌う番です。
まずは発声の基本である、立ち方。
「身体に力が入っていては、いい声は出ないよ」
と、う~んと背伸びしてすとん。肩の力を抜きます。
そして、「歌は聴く人へのプレゼント。小さい声ではちゃんと届かないから
しっかり大きな声をだそう」と説明してくれて、
「目線より少し上の方に手で三角を作ってみて。その中に声を入れるような気持ちで」
「それができたら、その三角の向こうに見える壁に声を当てる気持ちで歌ってみよう」
そうすると不思議。
子どもたちの声はぐんとよくなりました。
次は3グループに分かれて、「ドーミーソーーー」とハモリの練習。
なかなか難しそうです。
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ひととおり基本練習がすむと、いよいよ2グループに分かれて「アメージンググレース」を歌う練習が始まりました。
メロディパートの子どもたちと下のパートの子どもたち。
まずは階名(ドレミ)で歌ってみることに。
それぞれグループ別に練習し、最後に合わせて歌ってみることになりました。
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すると。
1回合わせてみた時は初めてだったので、うまくいかなかったけれど
2回目、3回目とやるうちに、結構カタチになっていきました。
何人かの子どもは
「となりのパートの声が聞こえた!」とうれしそうに言っていました。
自分のパートを歌いながら別のパートの音を聴くのって
とても難しいですよね。
ついついつられそうになるものです。
初めてにしては上出来だなあと、子どもたちの力に感心し、
それをうまく引き出してくださった三原さんにも「さすが!」と感心しました。