テレビとゲームとの付き合い方


11月のテーマ学習では、「テレビとゲームとの付合い方」をテーマに学習しました。
子どもたちの中には、テレビを長時間見ている子やゲームが大好きな子います。
テレビやゲームは、私たちの生活に魅力的なものとして、どんどん入りこんできています。
情報や楽しみを与えてくれる楽しいものである一方で、依存症や、数々の弊害なども指摘されています。
テレビやゲームの業界がしのぎを削っている今日、テレビやゲームは、私たちの生活にもっと魅力的なものとして入り込んでくるでしょう。
子どもの間、親の力で禁止できたとしても、その先にはネット社会が待っています。
子どものとき禁止されていた人が、大学生になり、ネット中毒になるという話もある時代になってきました。
これからを生きる子どもたちには、テレビやゲーム、ネットなどとの自分なりの付合い方を自分で決めて、それを実行するスキルが求められていると思います。
子どもたちが置かれている現状をかんがみ、みんなで学習することにしました。
まず、日ごろ自分がどのくらいテレビを見たり、ゲームをしているのか、時間と内容のチェックをしました。
その上で、家の人がどのように思っているのか、何を心配しているのか、インタビューしました。
それらを、みんなの前で発表し合い、お互いの時間や内容、それぞれの家の人の意見、スタッフの意見などの意見交換をしました。
次にスタッフから、テレビやゲームの弊害と考えられている面、利点と考えられている面について紹介しました。
最後に、いろんな話を受けて、自分はどう付き合っていくのか、実際に実行できることは何なのかを考えました。
今回の学習を通して、テレビやゲームの時間を減らしたり、タイマーを使うことを決めた子もいました。
今後、テレビやゲーム、ネットのサイトなどは、どんどん私たちの中に入ってきます。
自分の考えを持たず、そこにおぼれていくのではなく、自分で自分をコントロールしながら、それぞれとのほどよい付合い方を身につけていくきっかけとなる学習ができたと思います。