4月1日、山梨にある森のようちえん・ピッコロ、代表の中島久美子さん、
箕面を拠点に活動をされているNPO法人キッズ&子育て応援隊メリータイム代表の永谷陽子さん、
自然体験や環境教育をされている森とまちづくり工房はやしから林浩三さんをお招きし
「ハッピーな子育て・ハッピーな学び」を行いました。
はじめに中島さんから、ピッコロで大切にされている『子どもを信じて待つ保育』と『森の保育』、
この2つの実践の様子をビデオや子どもたちとのエピソードをまじえお話しいただきました。
“子どもたちが成長する機会を信じて待つ。
待っているとそのタイミングがひょんな時にやってくる。
そして信じるには子どもたちを見続けること。”
“森での保育は、自然にふれながら子どもたちが経験する揺れや迷いの気持ちを大切にするため。”
森のようちえんでの子どもたちの様子、子どもたち同士の関わりあいのなかで育まれる関係性や学びなどを、
とても分かりやすくお話いただいたことが印象的でした。
また、“子どもたちの(やる気や気持ちの)ボタンは子どもたちが自分で押すことが大切。
大人がそのボタンを押さない。
なぜなら、大人は彼らのボタンを押し続けることができないから。”
そんな中島さんの言葉から、『子どもたちの自主性』の大切さをあらためて教えていただきました。
つづいて、中島さん、永谷さん、林さん、 そして箕面こどもの森学園校長の藤田の4名で、
ハッピーな子育てや教育についてパネルディスカッションをしました。
話題は広がり、
『子どもも大人もハッピーを感じられる子育てとは?』
『自分も周りの人も大切に思える気持ちを育むには』
『家庭で実践できる子育てのヒント』などなど、いろんなお話がくりひろげられました。
後半は参加者のみなさんとパネリストの方々とお茶をかこみながらの子育てカフェをしました。
当日は小さいお子さんを持つ保護者の方、教育に携わる方、保育士をめざしている方、
そして滋賀、兵庫、大阪と関西のいろんな地域でそれぞれに森のようちえんをされているスタッフの方々と
参加いただいたみなさんの立場もさまざま。
講演やパネルディスカッションでのキーワードから参加者のみなさんと一緒に語り合う時間となりました。
終わりの時間をむかえても、あちらこちらでお話しが続いていたり、
初めて会う方々同士の交流の輪ができたりと会場はにぎわいを見せていました。
ピッコロ×メリータイム×工房はやし×こどもの森とのコラボレーションのなかで、
子どもたちのこころを豊かにはぐくむには?をテーマに、
いろんなヒントや新しい出会いの輪がうまれた一日となりました。
(R.T)