自由学園 見学


東京研修の1日目の午後は、羽仁もと子さんが創設されたことで有名な自由学園に見学に行きました。
校門につくと、大きな木が何本もそびえたち、手入れされた芝生がひろがる、とても素敵な空間でした。
私たちが、小学校を運営しているということもあり、卒業生でもある初等部の副部長のSさんが案内してくださいました。
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昭和初期に建てられた校舎は、とても雰囲気がよく、すごくすてきでした。
隅々までとてもていねいにお手入れが行き届いていました。子どもたち、教師の方でお掃除できない分は、保護者の方も一緒にお掃除されるそうです。
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まず、案内されたのが初等部の食堂。 自由学園の初等部の給食は、なんと保護者の方の手作り。
月に1回は、どの方も給食づくりをお当番として、担当されるそうです。
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その給食を、1年生~6年生までの縦割りのグループでいただきます。6年生はテーブルマスターとして、テーブルをまとめる役割も担います。
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給食をいただいた後、食器洗いをするのは子どもたちの担当。たくさんの流しがありました。
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一通りお話をうかがった後、10万平米の広さの学園を案内していただきました。
初等部の畑をぬけると、男子部、女子部の畑。
湧水が流れ、小川まであり、まるでトトロの世界。
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そこを通りぬけると、女子部があります。帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライト氏のお弟子さんの遠藤新・楽親子の設計の校舎が、そびえたっています。
そこは、まるで別世界に迷い込んだかのよう。ホグワーツを彷彿とさせる感じで、ただただ見とれるばかりの素敵な校舎でした。
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女子部を通り抜けると、男子部があります。
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男子部は、山で植林体験もするそうです。最近始まったという学童の床は、昔植林して大きくなった木で床を張ったとのこと。歴史を感じました。
古くなった男子寮を改装し、学童とコミュニティスペース、カフェも開かれています。
学校だけにとどまらず、地域の人に開かれた空間づくりをされている姿勢に共感しました。
長い間、ご案内いただいたSさん。本当にありがとうございました。  (M.F)