関東の学校見学  東京賢治シュタイナー学校


8月22日(木)と23日(金)、文部科学省の委託事業を受けて、関東にある4つの学校(東京賢治シュタイナー学校、自由学園、東京シューレ、自由の森学園)に4名のスタッフで行きました。
最初に訪れたのは東京の立川市にある東京賢治シュタイナー学校です。
事務局兼理事のKさんが温かく迎えてくださいました。
シュタイナー教育は、哲学者であるルドルフシュタイナーの人間観に基づいた、独特の教育です。
小中学部は1年生から8年生(中学2年生)一人の担任の先生がもち上がります。
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この学校は住宅地と農地が点在する中にあり、農家だった建物を保護者と学校関係者が一緒に力を合わせ、教室の床づくりから始めた手作りの学校です。その温かい心がこもった教室で、
1年生はファンタジー豊かなお話に包まれ、美しい色彩で彩られた教室の中で学びはじめます。
教室の黒板には淡い色のチョークで人物や風景などが描かれていました。
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エポック授業と呼ばれる国語・算数・理科・社会などの教科や、オイリュトミー(身体芸術表現)の授業、日本の文化・伝統に基づいた授業もおこなわれています。
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教室の中には手づくりの机と椅子が並び、壁にはパステル調で描かれたにじみ絵やきり絵、自然の木の枝を使った造形物などが置かれていました。窓から入る強い光は白い布を通って、やわらかな優しい光にかわっていました。
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学校の外にはこどもたちが作った石釜や、畑、7月になると保護者の方たちが作るプールなどがありました。
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3年生が自分たちで作った部屋からニコニコと顔をのぞかせていました。
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特色のある教育カリキュラムの学校ですが、こどもとおとなが一緒に学校づくりをするところは私たちの学校と共通しています。人と人との関係や学校運営など共通の想いに話題が集まりました。
お忙しい中、丁寧に説明してくださったKさん、本当にありがとうございました。
いつかまたお会いできる日を楽しみにしています。
(M.Y.)
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