科学実験 恐るべき空気の力


今回の実験では、空気の力について学習しました。
目には見えない空気は、分子でできていて、実はすごいスピードでうごいていて、1平方センチメートルあたり1kgの力がかかっているというのです。
そのことをいろいろな実験でためしていきました。
まず、特殊なしかけのある注射器とペットボトルのキャップをつかって、ペットボトルをペチャンコにしました。
なぜ、ペチャンコになるのかというと、空気の分子が少なくなり、中から押している力が弱くなるから。
空気入れで空気を入れるとペットボトルは元にもどります。
次に、プラスチックの筒をゴム栓でふたをして管をつけたものを使って、空気がなくなるとどうなるかという実験をしました。 筒の反対側にサランラップを貼った実験では、サランラップがシャボン玉のように筒の中に吸い寄せられて丸く盛り上がり、耐えきれなくなると、「ぱん!」という大きな音を立てて割れます。
サランラップではなく、ともだちの手でやってみると、手が充血してどんどん盛り上がっていきます。
吸い込まれているように見えるのですが、筒の中の空気が減ることによって、中からおす力が弱くなり、外からおす空気の力で、吸い込まれているように見えるとのことです。
ひもをつけた下敷きを机にぴったり、空気を入れないようにしておいた場合、下からおす空気がないので、上からおす空気の力で、下敷きが机にくっつき、下敷きをあげようとすると机が持ち上がってしまう実験もやりました。
ベルのような形の物をくっつけ合わせ、中の空気を抜き、どのくらいの力をかければはずれるのかという実験もしました。直径6センチなので、28.26kgの力を加えれば引き離すことができます。
いろいろな実験を通じて、子どもたちも空気の力を体感できたことと思います。(M.F)