テーマ作文「人にやさしくするってどういうこと?」


今日のことば共同の時間は、テーマ作文を行いました。
低学年では「人にやさしくするってどういうこと?」について話し合いました。
哲学のろうそくに火が灯ると、哲学の時間のはじまりです。
哲学の時間にすることは、この3つ。
①自分に質問すること 
② 思ったことを言葉にして出すこと 
③ 聴くこと
一生懸命考え、自分の毎日を思い出しながら、聴こうとする瞳が、とても素敵な空間を創っていきました。
人にやさしくするって、どういうことかなぁ?
「人にやさしくするってことは、困っている人のお手伝いしたり助け合ったりすること。」
子どもたちが普段、荷物をたくさん持ったおばあさんに「だいじょうぶですか?」「お手伝いしましょうか?」と声をかけていること、マンションのエレベーターで「何階ですか?」と尋ねていること、バスの運転手さんやスーパーの人に「ありがとう」と言っていることなどのエピソードが出てきました。
人にやさしくできたとき、どんな気持ちになるかなぁ?
「自分はきもちがいいし、すっきりする」「相手もきっとうれしいはず」
「(困っていそうなのに)通り過ぎてしまったら、暗い気持ちになる」
「人によっては『お手伝いはいいです、(申し訳ないから)』って言う人もいると思うねん。」
「そういうときは、もう一回『ほんとにいいですか?』って聞いてるよ、いつも」
「ありがとうって言われたら、またやさしくしてあげたくなるねんな~」
「ありがとうって言われたら、やっぱりうれしい」
「自分がしたことに、ありがとうと言ってもらえへんかったら、う~ん、つらい」
「ありがとうって言われたくてやさしくするわけじゃないけど、やっぱり言ってほしいなぁ」
何気なく過ごしている毎日の中で、子どもたちはたくさんの人と出会い、いろんな感情を体験しているのだなぁと感じました。
「やさしくするって、相手にやさしくしてあげるばっかりじゃなくって、
やさしくしてもらったときに『ありがとう』って言えることも大事なことだね」
哲学の時間が終わってから、子どもたち同士の中で交わされていた「ありがとう」という言葉は、いつも以上にやさしく聞こえ、和やかなものでした。(M・K)
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