音楽Bは「ブレーメンの音楽隊」


音楽B(高学年の選択プログラム)では、音楽劇に取り組んでいます。
「ブレーメンの音楽隊」の歌に合わせて子どもたちが動きを考え、作品を作っているところです。
子どもたちから出てくるアイディアを大切にしたいため、スタッフは子どもたちにどうしたらいいと思うか問いかけ、スタッフの意見は必要最小限にするようにしています。
先日は配役を決めました。
「ぼく、にわとりがいい!」
「うち、ねこ」
子どもたちは話し合ってそれぞれ役を決めました。
その結果、ロバ、犬は一人ずつ、ねこ、にわとりは二人ずつになりました。
すでに、途中までの動きは決まってきています。
♪荷車ひけないロバさんが、足腰弱った犬さんを 旅に誘ってい言いました
 ブレーメンへ行こう ブレーメン ブレーメン 音楽隊をつくろうよ
「ロバは犬を誘って、こっち(下手)に行ったらいいんちゃう?」
とロバ役の4年生の男の子。
「なるほど、じゃあそれでやってみよう」
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♪途中で歯抜けのねこさんと、スープにされそなにわとりさん 2匹誘って言いました
 ブレーメンへ行こう ブレーメン ブレーメン 音楽隊をつくろうよ
「ねえねえ、ねことにわとりは2匹ずつやから、『4匹誘って言いました』の方があってるんちゃう?」
とにわとり役の5年生の男の子。
「なるほど、そのとおりやなあ」
というわけで、歌詞も少し変更。
♪ブレーメンは遠い ブレーメン ブレーメン
 ブレーメンは遠い ブレーメン ブレーメン
「どうやったらブレーメンが遠いことを表現できる?」
「うーん。のろのろ歩いたらいいんちゃうかな?」
「舞台を8の字にまわったらどうかな?」
「なるほど、ちょっとやってみて」
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とまあ、こんなふうにして、ちょっとずつ動きを作っていっているところです。
後半、どろぼうの家を見つけ、どろぼうたちを驚かせて追い出し
その家で音楽隊を作って楽しく暮らす・・・
さあ、子どもたちはこの先をどんなふうに表現していくのでしょうか。
3、4分の短い曲の中で、ひとつのストーリーを展開していくこの音楽劇ですが、
子どもたちにとっても、担当スタッフにとっても初めての試みです。
毎回、その場その場の空気を楽しみながら、音楽って楽しいなあと思ってもらえるとうれしいです。
(A.M)