12月21日、お楽しみ会の最後に、劇団アニマルズの第2回公演がありました。
アニマルズは6年生の女の子を中心に子どもたちが自主的に立ち上げた劇団です。
今回の演目は「ぼくはあったよ サンタクロース」
原作は絵本で、それをもとに子どもたちが台本を書きました。
当日、こんなプログラムが観客に配られました。
お話は、お人好しで食いしん坊のかえるヘンリーが、車に乗ってねずみのおばさまにクリスマスケーキを届けるのですが、
持っていく途中で出会う子どもたちや親子に、ついついケーキを分けてしまい、
おばさまの家に着いた時にはケーキはなくなってしまって、
おばさまにヘンリーは泣いて謝るのですが、そこで不思議なことが…
たくさんの登場人物が出てくるので、一人で何役もする子もいました。
車は、段ボールを敷いた上に椅子を並べて表現しました。
場面転換もスムーズで、裏方の子どもたちもすばらしい働きをしていました。
そして、最後のシーン。
吹き抜けになったホールの２階から、雪に見立てた紙吹雪が舞い、
色画用紙に描いた「お」「わ」「り」の文字が現れ、サンタクロースの人形が空を飛んでいきました。
こんな演出を子どもたちだけで考えたなんて、ほんとに驚きです。
会場からは惜しみない拍手がなり響きました。
この日に至るまで、決して順調ではなく
なかなかセリフが覚えられなかったり、道具の出し入れに手間取ったり
なかなか全員の時間を合わせて練習できなかったり、人間関係でもめたり…
ほんとにいろいろあったようです。
でも、本番ではばっちり！
みんなの持っている力を全部出し切った舞台となりました。
アニマルズを立ち上げた６年生も、あと少しで卒業です。
小学生の時代に自分のやりたいことにこんなにも力を注いでがんばり、楽しんだ体験は、
きっとこれからの人生を支えてくれることだろうと感じます。（Ａ．Ｍ）
～見てくださった方たちの感想（一部抜粋）～
・とても楽しく心温まりました。みんなとてもステキでした。
・別世界にいるような不思議な感じがして、楽しかったです。
・いっぱい笑いました。また見たいです。
・すごいすごい、もうびっくり。げきのあんないもとてもステキでびっくり。みんなの力にびっくり！すばらしい～ ありがとう。
・とてもすてきなお話でした。個性たっぷりの演技にも最後の雪にも感動しました。
・みんなで手をつないで礼をしたときに、すっごくいいなーって思ったよー。
・一人ひとりの個性的なところがすごくおもしろくて、成長しているなーと思いました。次は何をしてくれるか楽しみー。
