2学期のテーマは「平和と憲法」
夏休みにピースサイクリングに参加して、広島まで行った5年生の男の子に
その報告をしてもらいました。
フェリーで四国に渡り、四国まわりで広島まで自転車の旅をして、
原爆資料館の見学や、語り部の方のお話をきいたり、
亡くなった方のことを思いながら、死んだように地面に寝そべってみるという体験もしてきたそうです。
そのあと、子どもたち全員で「平和」って何なのかについて話し合いました。
子どもの中には、日本が戦争をしていたことを知らない子もいましたが、
それぞれが思う「平和」について、語り合いました。
・戦争がない
・おだやかなところ
・ほかの社会と仲良くする
・国が独立している
・差別がない
・奴隷がない
・基地をなくす
・爆弾や鉄砲を使わない
・大きな暴力も身近ないじめもなくす
・みんなが幸せ、平等
・動物の生きる場所や自然の範囲が広がる
・たんぼを増やす
・森がある
・・・などなど。
子どもたちは思った以上によく考えているなあと感心しました。
「考え方が違うと相手が悪いと思い、戦争になる」と一人の男の子が言いました。
その通りだと思いました。
ではどうしたらいいのか。
やはり、自分のことばかりでなく、相手の立場に立って考えてみることなしに
歩み寄ることはできません。
武器ではなく、話し合いで解決していける人になってほしいと願いながら
2学期のテーマを進めていきたいと思います。
最後に、集団疎開の絵本「お母ちゃんお母ちゃーん むかえにきて」(大阪空襲で家族全員を失った少年のお話)
を読み聞かせして、今日のテーマの時間は終わりました。
(A.M)