かたくり粉を作ろう!


高学年のサイエンスの時間にかたくり粉づくりをしました。

「かたくり粉って作れるん?」

市販のかたくり粉の袋には「ばれいしょでんぷん(馬鈴薯澱粉)」と書いてあります。

ばれいしょ、つまり、じゃがいものでんぷんがかたくり粉です。

澱粉の澱の字は、沈殿する(下に落ちてたまる)ものを表しています。

じゃがいもから下にたまる粉を取り出せば、それがかたくり粉ということになります。

3チームに分かれて、それぞれのチームで、すりおろす、水を加えてガーゼで絞る、上澄み液を捨てる、ろ紙で水分を吸い取る、という作業をしました。

ガーゼで絞るときに絞り方を間違えてカスがでてしまったり、上澄み液を捨てるときにそっと捨てられずにせっかくのかたくり粉が流れてしまったりと、いろんな出来事がありましたが、どのグループもかたくり粉をゲットできました。

沈殿を待つ時間にはミニレクチャーとして、三大栄養素の話や、じゃがいもの産地の話をしました。

最後にイソジンでヨウ素でんぷん反応をみました。

生乾きの状態での測定ですが、かたくり粉の収率は、約10%でした。(乾かすと約5%)

ちなみに、かんしょでんぷん(甘藷澱粉)はわらび粉として流通しています。さつまいもでも同じ工程ででんぷんを取ることができます。

かたくり粉は生乾きの状態で家に持って帰りました。お料理に使えたかな?(NY)