宇宙(そら)カフェ〜わたしの中に宇宙がある〜


2019年7月6日(金)、七夕前夜に、もりラボ企画「宇宙(そら)カフェ」を開きました。

もりラボ企画とは、認定NPO法人箕面こどもの森学園の会員さんが企画し、こどもの森が実施するイベントです。

今回はわたし、こどもの森のスタッフでもある守安あゆみが企画させていただきました。

 

とにかく宇宙が大好きで、いつか常設の宇宙カフェを開きたいと思っていましたが、

「いつか」と言わず今できることをやったらいいのでは、と思い立ち、

ありがたいことにもりラボ企画という枠で開催させていただくことができました。

 

宇宙カフェの目的を一口で言えば、宇宙を切り口に人生についてゆるりと語り合うことです。

 

ゆったりと宇宙空間に浸ってもらいたいと思い、

部屋を暗くして、天井にはプラネタリウムを投影し、キャンドルを灯し、地球や月の模型を配置しました。

また、より心地よい空間にするため、宇宙空間をイメージするようなヒーリングミュージックを流しました。

 

今回は14名の方たちが来てくださいました。

宇宙にとても詳しい方、星空写真を撮るのが趣味の方、詳しくないけど月や星を眺めるのが好きという方から、

宇宙にはあまり興味はないけどおもしろそうだから参加したという方まで、

年齢も性別も普段のお仕事もさまざまな方たちの集まりとなりました。

こんなメンバーが揃うのは、宇宙カフェぐらいではないでしょうか。

 

夜のカフェということで、軽食とアルコールをご用意しました。

こちらはわたしからの差し入れ、宇宙ビール。

他にもみなさんからたくさんの差し入れをいただきました。

食べ物が豊富すぎてすごい!ありがとうございます!

 

めいめい好きな飲み物を取ると、主催者の合図も待たず各テーブルで乾杯が(笑)

なんて和やかなスタートでしょうか。

 

まずはわたしから、宇宙について画像をお見せしながらお話しさせていただきました。

 

<なぜ宇宙カフェをしたかったのか>

小学生の頃から星空を見るのが好きな人でした。

7年前、こどもの森のテーマ学習で「宇宙」についてどうやって学習を進めていこうかと考えていた時、

手に取った宇宙の図鑑の太陽系の絵を見て、

太陽と惑星たちが絶妙なバランスで成り立っていることにめちゃくちゃ感動したのがきっかけで、

どんどん宇宙にはまり込んで行きました。

宇宙のことを知れば知るほど、宇宙と自分自身との繋がりを感じずにはいられなくなりました。

宇宙を知り感じることは、自分を知り、自分を生きるということと深く繋がっていると確信しました。

そのことを共有したくて宇宙カフェを開きたいと思いました。

 

<1学期に高学年の人たちと学んだ「宇宙」>

この1学期に高学年の人たちと学んだ宇宙について、まとめたスライドをご紹介しました。

こどもの森のテーマ学習は、大テーマの中から子ども一人ひとりが自分の関心のある小テーマを設定し、

探求学習を進めます。

みんなの学びを持ち寄って宇宙のいろんな側面を知ることができた、とても楽しい時間でした。

 

<なぜ宇宙を学ぶのか>

宇宙を知り、探求することで、わたしたちは何を得ることができるのでしょうか。

そのことをまとめてみました。

 

<ペールブルードット>

この画像はボイジャー1号が太陽系の外側から撮った地球の写真です。

この小さなチリのような地球のことを、天文学者カール・セーガンは「ペールブルードット」と呼びました。

カール・セーガンが本に書いた一節をご紹介しました。

チリのような小さな地球。

青く美しい生命溢れる地球。

わたしたちがこれからどう生きていけばいいかを問う、すばらしい文章だと感じました。

 

さて、後半はテーブルごとに対話の時間です。

宇宙飛行士や天文学者の名言と、宇宙を歌うアーティストの歌詞の一部が壁面に映し出されているのを横目で見つつ、語り合いました。

      

みなさんお酒もいい感じに入って、初対面同士でもすっかり打ち解けた様子でした。

途中で一度席替えをして、なるべく多くの方同士で語り合っていただくようにしました。

 

こちらは参加者の方の差し入れのアイスとお酒。

バニラアイスの上に貴醸酒という日本酒をかけていただくという、めちゃくちゃ大人なアイスでした。

ひたすら宇宙の話を語り合うという、日常ではなかなかないこの時間はとても楽しく、

気づけば終了時間を過ぎてしまうといううっかりをしましたが(笑)、

最後に今夜の感想や気づきをお星さまに書いていただき、お一人お一人シェアしていただきました。

    

 

みなさんの言葉一つひとつが心にしみ、うまく言葉になりませんが、

宇宙と自分を感じ、今日ここでご一緒できた奇跡を感じ、ただただ嬉しかったです。

そして、やはり自分の好きなことを100%やる!ということ、

それに共感してくださる人がいるということは、

自己肯定感をこんなにも育むことだと改めて感じました。

 

みなさんもぜひご自身の好きなことをどんどんやっていってほしいと強く思います。

 

かけがえのない時間を過ごさせていただき、本当に感謝です。

(A.M)

 

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*もりラボ企画のお知らせ*

絵本「原爆と戦争のお話」出版記念
戦争の記憶を無駄にしない集い
~戦争の記憶を無駄にしないで未来に生かすため、絵本を見ながら、語り合いましょう~

日 時:2019年8月7日(水)13:00〜15:30
場 所:箕面こどもの森学園
参加費:500円
定 員:10名(最小実施人数5名)
企画者:西山のり子(なわて内観研修所)

FBイベントページはこちら

https://www.facebook.com/events/2076463715980588/

お申し込みはこちら
https://kodomono-mori.com/contact.html


*もりラボ企画とは*
認定NPO法人箕面こどもの森学園の会員さんの企画によるイベントです。
会員のみなさんがこどもの森でやってみたい企画を実現します。