見学先で聞いたこと。
「化石燃料はあと50年ほどでなくなってしまうかもしれないんだよ。」
それはちーきゅんも人間も困った…!
じゃあ私たちが我慢すればいい…ということなの、か??
ということを、みんなで考えてみました。
スタッフの「学校の中で、無駄やな~と思うことある?」との問いかけに、「はいはいはい~!」とこどもたち。
「電気がつけっぱなしの時がある」
「明るいのに電気つけてるときある」
「暖房もいらん。あつい」
「掃除機をさ~、いっぱい使わんでも、ほうきでいいんじゃないん?」
「電子レンジも、使ってない時でもコンセントついたままのときある」
なるほど~。
エネルギーの無駄遣いについて、こどもたちも色々と感じていることがある様子。
この時間は晴れていて部屋の中に光が入ってきていたこともあり、こどもたちの声を受けて、電気を消し、暖房を切ってみました。
すると、
「ねえ、あたしは寒い」
「え~、別にいいやん。」
というこどもたちのやりとりが。
さて、どうしよう?
ちーきゅんに優しくないからといって、すぐに暖房を消す?
寒い思いを我慢してまで?
・・・
そこをちょっと立ち止まって考えられる人に、こどもたちにはなってほしいなと思っています。(私たち大人も!)
寒いと言った女の子、別にいいやんと言った男の子。どちらが正解もない。
どうしようかとみんなで話して、結局、設定温度を低めにして暖房をつけることになりました。(上着を着る案もありましたが、朝の雨で上着も濡れているとのことで。)
状況によって考える。『人間の心地よさ』と『ちーきゅんの心地よさ』のバランスを考えないとあかんなあ。
さて、学校の中の無駄探しの続き。
じゃあ結局どうしたらいいんやろう?
みんなで出した案は、こんな風になりました↓
そして、1学期のテーマ「ちきゅうレスキュー大研究」の時のことを思い出して、その時に全校で決めたことも、みんなでもう一度確認してみました。
(参考:https://kodomono-mori.com/blog/?p=8931)
無駄探しから「じゃあこうしたらいいやん」という意見もたくさん出ました。
せっかくなのでこれをポスターにして、低学年以外の人も見れるようにしたらいいよね、ということで、作ってもいいよという人たちでポスターを描いてくれました。
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この日みんなで考えたことを、帰宅してからおうちで話した子もいたようでした。
「カイロ持ってきたで!」と言う子。
「暖房今日はいらんやろ」と言う子。
それぞれの心の中で芽生えたことが、じわじわと行動に繋がっているんだと思うと、ちーきゅんもきっと喜んでいるやろうなあ。
大人も見習いたいものです。
(M.F)