不思議なカードケース


1.まず準備!

「今日はみんなで、前から予告していたふしぎなカード・ケースをつくります」

「ケースから色が付いていないカードを少しづつひっぱりだすと、………」

「そう! そのカードが少しづつ着色されて出てくるんだったね」

 

「アミさんの固い頭では、ありふれた絵しか出て来ないけれど、今日は、みんなの柔らかい頭から生まれる様々な絵が楽しみにしています」

「もう、考えてきたよ!」
「私も準備してきたよ!」
「早くつくりたい!」

 

「カードをケースからひっぱりだすだけで、なぜ色がつくのか? 不思議なケースつくりからはじめるよ。つくっている内に、その仕かけがだんだん分かってくるからね」

そういいつつ、プリントが配られ、その拡大図がボードに描かれました。

 

 

「切り取る箇所は、カッターを使うから十分に注意して、カッター台にのせて机を傷つけないように作業を進めてください」

………………

お互いに確認し合いながら、熱心に作業が進みました。

 

「これでいいですか?」、「わたしも大丈夫か見てほしい」………

「カードを切ってから、点線を谷折りして、のりで貼ったら、ケースが完成したよ!」

「作っていたら、なんで絵に色が付いたり、消えたりするかが分かった!」

………………

 

 

2.カードに絵を描く

「ケースを完成した人は、準備した絵をカードのカバーの下の白紙に、ていねいにかきましょう」

全員が集中して、熱心に準備した絵をかきます。

「描けた!」、「ぼくも描いたよ」

 

「かき終わった人は、カードの透明なカバーの片側に、黒のマジックペンで、今かいた絵の境界を線でなぞりましょう。そして、絵の内側の色の境界も縁取りましょう」

「絵が完成した人は、カードをケースに入れて、色が着いたり消えたりするか試してください」

 

「ミニオンが出てくるぞ!」

「美しいチョウの群れが飛んでくるよ!」

「カメレオンの変色だ!」

「波が押し寄せて来た!」(なんと、青海波です)

 

 

「木に隠れてこっそりと」

「フリーザの登場!」

 

「鉛筆が無色からカラーになったよ!」

 

 

3.鑑賞会

最後に、全員でお互いの作品を鑑賞しました。

しかし、それからさらに作品をつくり続ける人が何人もいて、今回の数の不思議は、なかなか終われませんでした。

 

(M.M.)