太陽光で肉を焼く!


中学部のコリス(サイエンス)の時間に「太陽光で肉を焼く」というテーマで実験をしました。ファシリテーターは、Eさん、Mさん、Yさんです。
まず、ファシリテーターが太陽光クッカーの作り方を調べ、段ボールとアルミホイルでクッカーを作ってみるという予備実験をしました。
本番で使う太陽光クッカーは、コリスの前々日の自主学習の時に、予備実験でやり方を学んだファシリテーターの指導の下、コリス選択者が チームに分かれて製作しました。

当日、太陽光クッカーで焼く物として、しゃぶしゃぶ用の牛肉と薄くスライスした餅をスーパーに買いに行きました。その他に、Mさんがおうちから食パンを持ってきてくれました。

熱中症注意情報が出ているカンカン照りの中、太陽光クッキングをスタートしました!
太陽光クッカーの設置場所は、3階のテラスと校庭の2か所にしました。3階のテラスには人工芝が敷いてあるのですが、夏場は暑すぎて人が寄り付かない場所です。校庭は一般的な土でできています。

3階のテラスと校庭では、テラスの方がよく焼けるという結果でした。
スタッフから、牛肉が焼けるまでに時間が長くかかった場合は、食中毒が心配なので食べないでねとお願いしていたのですが、そんな心配も不要なぐらいに早く火が通りました。牛肉は焼けるといっても、焦げ目がつくのではなく、全体的に色が変わるという程度です。餅も柔らかくなるけれど、焦げ目はつきませんでした。食パンは1時間以上太陽光クッカーに入れておくと、うっすら焦げ目をつけることができました。太陽光クッカーの中の温度を測ったところ、85℃ぐらいの温度を示していました!

余った時間で醤油の乾き方がクッカーの場所によって違うのかを確かめる実験をやってみましたが、付きっ切りで観察しなかったので全てが乾燥してしまって、順番がよくわからないという結果になりました。

~ファシリテーターの感想~
Mさん:
本番当日のコリスでは、肉も焼けて成功したのでよかった。ファシリテーターで太陽光クッカーを作ったときはグダグダしたので心配したけれど。
Yさん:
太陽光クッカーを作るときにアルミ箔を貼るのが大変だった。肉が早く焼けるとは思っていなかったので、「早く焼ける」というとてもよい結果で終わってよかった。
Eさん:
初めてのファシリテーターで、準備がうまくいかなくて、どうなるのかと思っていたが、本番当日はみんなが楽しめたようでよかった。今回のコリスのファシリで思いついた改善点を次のファシリで活かしたい。
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真夏の日差しの中、簡単な太陽光クッカーでも調理ができることを体験しました。(NY)