今学期のワールドオリエンテーションは『食べものの旅』。
自分のテーマを探求していく前に、いくつかトピックを取り上げて学習しました。
まずは「食料自給率」。
今回は食のつながりを意識して考えることを大切にしています。
そこで、日本の食でどれくらい外国からのものに頼っているのかに目を向けようと考えました。
食事のあり方が変わり、食料自給率も変化してきました。だったら日本でたくさん作ればいいじゃないか、となりますが、話はそんなに簡単ではありません。
限られた資源の中で食料を賄っていくには課題がたくさんあります。
それを共有し、それに関連する動画を見て理解を深めたところで・・・
最近食べたものを思い出して、その食品がどの程度の自給率なのかを考えてみました。
次はSDGsの「つくる責任 つかう責任(Responsible Production and Consumpition)」です。
今回の食は流通や経済などの視点から考えるので、作られたものが最終的にどのようになっていくかにも目を向けます。
関連する動画を見て、世界で起こっていることにまで視点を広げます。
そして、循環しているもの図の中で自分が知っていることや関心のあることを挙げていきました。
それからグループで共有しました。
テーマについて知って、自分のことにつなげて考えて、周りの人と共有して深めていきました。
さらにその後、自分自身のテーマについて考えていきました。
この時に大学の実習として学習に入ってくださった学生の方に、記事を書いていただいたのでご紹介します。
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今学期のテーマは、「食」。
一口に「食」と言っても、興味のあること、疑問に思っていることはさまざまです。
ある子は「食品添加物」に注目しました。
まず、食品添加物について知っていることや、疑問をスタッフと一緒に整理して…
自分でまとめて、調べたいことを見出せました!
他にも部屋にあった本を読んで、「食料自給率」に興味を持った子どもたち。
本には北海道の食品自給率が高いことが書かれています。
そこで、「なんで北海道は食料自給率が高いのだろう?」という疑問を持ちました。インターネットで調べています。
また、
「日本は、昔と比べて食品生産が多くなった。それに従って、廃棄も増えてしまったのはなぜか」
と疑問を持ちました。
自分なりの「仮説」を立て、それを検証するために、たくさん情報を集めています!
今日の時間のように、問いを立て、それを深く探究した経験は、将来必ず役に立つはずです!
12月の発表会ではどんな素晴らしい発表が聞けるのか、今からとても楽しみです!!!
※事情によりこちらで一部編集させていただいています。
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ありがとうございました!
このようにして、今回のテーマ『食べものの旅』を進めています。
中学部は12月14日(金)に発表の予定です。お楽しみに!(J.S.)