「いっちゃんと友だちなのは、きゅうちゃんやで！」
・・・これはこどもの森の 「かず共同」でのひとコマです。
3回連続講座の算数（こどもの森では、「かず」と呼びます）の学習を、やりたい人が集まって、みんなで話したり実験したりして学び進めていく時間。
今回のかず共同のテーマは、「10までの足し算引き算・1の位10の位」の学習です。
担当のよーちゃんのかず共同は、ほんっっっっとうに面白くて、私も大ファン！
3回連続の内、今日は2回目。
前回の復習として、友だち探しをします。
はっちゃんの友だちは、にちゃん。
ななちゃんの友だちは、さんちゃん。
よんちゃんの友だちは、ろくちゃん。
もうお分かりですね！
では、
ごちゃんは・・・？
双子！
なるほど〜！
こんなカードも使いながら、こどもたちも 「さんちゃんの友だちは・・・」 などと言いながら、友だちを探しに学習室をぐるり。
（↑ はっちゃんのおうちに来た、にちゃん）
そして、みんなの理解度を見ながら絶妙なタイミングで、1の位・10の位の部屋をホワイトボードに書く、よーちゃん。
ここで、1の位の部屋にはきゅうちゃんまでしか入れない、ということを知らされるこどもたち。
こども 「なんでなん？」
もっともな質問です。
よーちゃん 「1の位の部屋は、もしかしたら床がゆるくて、きゅうちゃんよりも大きい子が入ると床が抜けてしまうかもしれへんねん。こどもの森も、低学年・高学年・中学部って部屋が分かれてるやんか～。」
こども 「ほんじゃあ隣行ったらいいやん。」
よーちゃん 「そうか～。となりの10の位の部屋行ってみよか。こっちは大きい子でも入れるように床は頑丈になってるかもしれへんなあ。」
なんというストーリー仕立て！
ここで、タイルで 「2＋3」 や、「4＋6」 をこどもに問うてみて、そのタイルをこどもたちはどちらの部屋に入れるか、を見ます。（ここでも、にちゃんとさんちゃんが手をつなぐと・・・？と、ストーリー仕立て。）
「きゅうちゃんまでしか入れへんから・・・」 と、考えるこどもたち。
何問かやってから、最後に
よーちゃん 「じゃあ、ななちゃんとよんちゃんが手をつないだら？」
その結果がこちら。
みんなちがう！！！
なんという面白さ！！！
次回最終回は、それぞれがなんでそうタイルを置いたのか、みんなの頭の中を探ります。
一人ひとりの考え方を大切にする、みんなで対話して考える、かずの面白みを味わう・・・これがかず共同の醍醐味です。
次回も楽しみ！
（M.F）