こどもの森の特色の一つとして、フレネ教育の自由作文があります。
子どもたちは自分の書きたいことを自分で選んで書きます。
絵をつけたい人は、絵も描きます。
そして、みんなの前で発表します。
聞いていた人たちから、質問や感想がとんできます。
それにひとつひとつ答えます。
こうやって、自由作文を書いた人のことを、より深く知っていきます。
この絵は、1年生の女の子が書きました。
話の内容は、家族でキャンプに行って、テントとテントの間ににじいろのきれいなお花が1本咲いていたというお話でした。
子ども「そのお花、そんなにおっきかったん?」
女の子「えっと、これはお話やねん。」
子ども「えっ、じゃあ本当のことじゃないん?」
女の子「そう。」
こんなふうに、自分で考えたお話を書いてもいいのです。
にじいろのお花なんて、とってもすてきです。
それがテントとテントの間に咲いているなんて、この女の子の家族に対する温かい気持ちが感じ取れて、とてもすてきな作文だなあと思いました。
こんなふうに、書いた人の人となりも感じられる自由作文。
クラスの中で、お互いをより深く知ることができ、みんなそれぞれ違った感じ方や経験をしているんだなあということを、みんなで共有できる、とてもいい時間になっています。(A.M)