川部さん(目の見えない方)のお話をききました


10月9日(火)に、川部さんとおっしゃる、目の不自由な方が、学園でお話をして下さいました。
川部さんは、小さな頃は弱視で、少しは見えている状態だったそうです。
大人になり、会社勤めを長く続けていましたが、だんだんと見えなくなってきてしまい、
会社を辞めることにしたということでした。
今は、ボランティア活動などをされています。
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・慣れた道なら、時速4㎞の速さですたすたと歩くけれど、
 時には、電柱にぶつかったり溝にはまったりしてしまったこと
・印刷物を読み上げてくれるソフトで、毎日、新聞を読んでいること
・使い勝手がよくなるように、杖の先にオリジナルで丸いコーヒーのふたを取り付けたり、
 床下のネダの補修を行ったり、とアクティブに物作りをされていること
・市の公報誌の文字が全部音になって聞くことができる機械や、携帯電話の読み上げ機能を紹介など
様々なお話を、始終にこやかな感じで、でもしっかりと話してくださいました。
子どもたちも、なかなか真剣に聞いています。
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子どもたちからの質問もあります。
最後に、目の不自由な方の手引きを、子どもたち全員が体験し、お話は終了となりました。
見えていたけれど見えなくなった人は、色やもののイメージが持てるけれど、
生まれつき目が見えない人はそれが持てないので、全く違うというお話が印象的でした。
私自身、困っている人に出会ったとき、自然なサポートができるような人になりたいな、と思いました。
そして、子どもたちにも、そんな人に育ってほしいな、と思います。
(C.N)