対立がおきたらどうする?


テーマ「平和と憲法」の時間の中で、この日はピースサイクリングのスタッフである
武田みどりさんにお越しいただいて、子どもたちに「対立」についてのワークショップをしていただきました。
「対立」と聞いて、何色を思い浮かべる?と質問されて、子どもたちは「グレー」「赤」「黒」・・・
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その中でひとり「緑」と答えたピースサイクリングにも参加していた小5の男の子は
「対立はいい感じ」と言う。
対立を肯定的に受け止めているんだと、とっても感心しました。
次にプリントが配られました。
そこには、あるクラスのこどもたちが夏祭りの相談をするのですが、係りによって進め方の意見が違い
対立していくというストーリーが台本仕立てで書いてありました。
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そのプリントの話を読んで、どうして対立が生まれたのかをみんなで考えました
子どもたちの中から、
・係りによって立場が違うから
・Aさんが最初からけんか腰
・もっと言い方をやさしくしたらいい
・Cさんが間に入ってまとめたらいい
といった意見がでました。
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そして、実際、対立が起きたらどうしているか?という問いに
・自分の悪いところを考えたりする
・相手の悪いところを言ったり責めたりする
・力でやりあう
・家族集会をする
・すねて寝る
つまり、対立が起きた時にとる行動は
①自分の意見だけ通そうとする
②がまんして相手に合わせる
③逃げる
④間に入ってもらう
⑤話し合う
この5つぐらいがあるようです。
こどもの森では、対立が起きたとき、まずは当事者同士で話し合い、
解決しなければスタッフが間に入り、
それでも無理なら全校集会にかけて、みんなの意見を聞いて解決するという方法をとっています。
自分の意見も言って相手の意見も聞く。
そんな風にして対立を解決していく力を身につけていってほしいと願っています。
平和な世の中になるために、私たちはまず身近な相手との話し合いをすることから
始めていくことができる。
子どもたちにとって、対立とは何かを改めて考えることのできた時間となりました。
(A.M)