木工室の解体


8月1日、2日に木工室の解体を行いました。2008年11月、

こどもの森が今の場所に移転する前に、一番初めにできたのがこの手作りの木工室です。

 

木の香りがする温かみのある木工室で、子どもたちは多くの作品をつくりました。

屋根の梁にブランコをかけ遊びました。 木工室の前にできたすべり台や縄ばしごがかかった

手作りのアスレチック小屋では、いつも子どもたちのにぎやかな声が響いていました。

長い間、子どもたちの成長を見守ってくれていた木工室。

この場所に新しく中学部の校舎を立てることになり、今日でお別れすることになりました。

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作業を始める前に、解体式を行い木工室にみんなでお礼を伝えました。1日目はスタッフ、

保護者の方々、子どもたちや会員さんを含め20人ほどが集まり作業を始めました。

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屋根を外すグループ。太陽の照り返しでとても熱くなった屋根の上で、

力強く見事なチームワークで作業を進めていました。

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外壁の板やバスケットゴールを外すグループ。 内装を解体するグループ。

卒業生や在校生の子どもたちも、一生懸命に手伝ってくれていました。

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そして作業する人の安全をサポートしたり、飲み物やお昼を用意するグループ。

すてきなチームワークのもと、着々と作業が進んでいきました。

お昼休みには、木工室近くに埋めたタイムカプセルを移すために卒業生が集まりました。

タイムカプセルを掘り起し、懐かしい再会を果たしました。

次のタイムカプセルを開ける時を楽しみに、別の場所に埋めました。

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1日目の作業は、多くの人のご協力のもと、予定より早く進み、

骨組みを残したかたちで終了しました。

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2日目は、学園長まーちゃんの教え子で当時大学生だった時に木工室建設に携わって頂いたみなさん、

建てる時にもご協力いただいた里山工房の方々、そして保護者の方々に来ていただき作業をしました。

建築現場の監督や電気工事をされているプロフェッショナルのみなさんのもと、

またたく間に骨組みが倒れ、床が外され解体されていきました。

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最後は基礎の土台を掘り起し運びました。 とても深く、重く、どっしりとした丈夫な礎が

子どもたちが安心して作業できる木工室を静かに支えてくれていたことを物語っていたようでした。

こうして7年近くの間、こどもの森の歩みを見守ってくれていた木工室は役目を終えました。

 

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夏の強い日差しの中、多くの方のご尽力のもと、無事に作業を終えることができました。

ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

学園がたくさんの方に見守られ、支えられていることをあらためて実感した二日間でした。

これから中学部の校舎建設が始まります。木工室の思い出を感じながら、

新しく建つ中学部の学び舎を大切にしていきたいと思います。 (R.T)