スタッフ「今日って何があった日か知ってる?」
こども「阪神・・・」
こども「東日本大震災?」
今日は低学年で防災について学びました。
はじめは、この質問から始めたのですが、ニュースなどを見て知っていたのか、多くの人は地震があったことを知っていたようでした。
中には朝学校に来る前に、神戸の「追悼の集い」に参加してきた子もいたようでした。
震災は予期せず起こること、そのときに備えて命を守れるように備えておく必要があることを伝えました。
低学年のみんなは、昨年の6月18日に大阪北部地震を体験しており、そのときの振り返りをしました。
「マッサージマシンに乗ってるみたいに揺れた」
「家にいたんだけど、気づかず寝てた」
「バス停にいたんだけど、揺れて驚いた」
「バスに乗ってて揺れは感じなかったけど、アラームがうるさかった」
「家の食器棚の皿が落ちてきそうだった。ドアが開いてなかったから割れなかった」
それぞれ、以前の経験をよく覚えていたようです。
前回の地震は学校の外であったものだけど、自分たちは学校にいる時間も長いから、学校で地震が起きた時にも身を守れるようにしようと「校内のあぶないところさがし」をみんなですることにしました。
「ホワイトボードが動くかも」
「上の窓が割れるかもしれない」
「棚が倒れてきそう」
危なそうなところをたくさん見つけてくれました。
全体で集まり、見つけてきたものを共有しました。みんなが見つけてきてくれたものを書きだすと、ホワイトボードいっぱいのものが見つかりました。
最後に、こどもの森で災害に向けて備えている突っ張り棒や防災バックを紹介しました。
防災バッグを奥の部屋から取り出して紹介しようとしたときに1年生が一言。
「そんなとこ置いてたら地震のとき取り出せへんでー」
「ホワイトボードの後ろに置くのは?」
など早速学んだことを活かしていました。
他にも防災バッグを確認している際に
「食料も少し入れといた方がいいんじゃないの?」
「ばんそうこうも入れたい。」
「緊急用のトイレのやつとか入ってる?」
など、たくさんの意見が出てきて
「全校集会で防災バックの中身の話とか、置く場所の話をしてもいいかも。」
と話している子もいました。
いつもこどもの発想や気づきには驚かされますが、今回も次につながりそうな気付きがたくさん出てきた機会となりました。
今回の機会を活かして、これからもみんなで防災の意識を高めていけたらと思います。
(T.Y)