中学部の「世界の料理」では食文化を知ることで、世界の国々に
興味、関心を広げようという目的で始まりました。
一回目はカレーでおなじみ“インド”です。始めに地図を広げて、
“インドってどんな国?”というテーマで学習しました。
「カレー。ナン。」「ヒンドゥ教」「インド象」「人口が世界第2位」「チャイ」
「暑い国」「ターバン」などこどもたちがすでに知っていることから学習を進めます。
インドは暑い国だというイメージがあるけれども、北にはヒマラヤ山脈があり、
一年中雪におおわれていている地方があることや小麦が採れる北の地方ではナンやチャパティがよく作られ、
南の地方では稲作が盛んでカレーにご飯をそえて食べること、
ターバンを巻いている男性はシーク教の人たちだということ、近い将来人口が世界一になることなどを知りました。
その後インドの国旗やタージマハールの画像、町の様子や道端でチャイを作る人の動画などをみんなで見ました。
「たった一人の人のためにあんな巨大なお墓を作ったの?!」とタージマハールを見てこどもたちはびっくり。
2回目は調理実習で、「なすびとトマトのキーマカレー」と「チャパティ」を作りました。カレーチームとチャパティ―チームに分かれました。
キーマカレーのチームは目の痛さをこらえながら玉ねぎをみじんに切り、炒めていきます。
今まで料理の経験が少ないI君もなすびを手際よく炒めていきます。
チャパティチームは全粒粉を塩と水で15分間懸命にこねて種を作り、10等分に分け麺棒で伸ばします。
フライパンで焼き、うっすら色がついたら直火にかけて、生地がプクッと膨れるのを待ちます。ところどころにプクプクと生地が膨れてきたら成功です。
その間カレーチームはミンチとトマトをいれて煮込みます。香辛料がとても良い香りです。
出来上がり!
食べてみると「おいしい!!」「もっと辛いかと思ったけどちょうどよかった。」
予想した以上に満足のいく料理になりました。
これからも色々な国について学びながら料理を作り、こどもたちが関心を広げていければと思っています。(M.Y.)