7月のしぜん~天然のキノコ狩り~


 

恒例になってきた勝尾寺園地の”しぜん”。

リュックを背負って帽子をかぶり、長袖・長ズボンで自然の中に入ります。

 

集合してから、最近自然で遭遇したというマムシの写真を見て、

生き物が活発になってきた自然で活動する際の注意事項を確認しました。

そこからは各自で思い思いに自然に向かいます。

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谷の方には川があります。

川の中にはサワガニがいます。ところが今日は姿は見えるものの

死んでしまっているものばかりでした。

何かに食べられたような後もあり、自然の厳しさを感じました。

どういう原因があるのかを考えてみるのも興味深いですね。

 

川の岩の上ではヤゴが羽化している場面に出会いました!

ヤゴの殻のそばで見付けたのは、出てきたばかりで羽も形になっていないトンボの姿でした。

葉っぱの上に乗せて持っていき、成長を観察しました。

どちらかというと丸い形だった身体はどんどん細長くなり、

20分ぐらい経った頃にはすっかりトンボの形になっていました。

はじめは弱々しくも羽を動かして飛ぶこともできるようになりました。

急速な形の変化を間近で見ることができました。

 

川の流れのような小さな世界の中にも、多くの命の営みを感じます。

 

林道を足元に注意して歩くと、実にたくさんのキノコに出会いました。

握るもの大変なくらい大きいもの、普通にしていたら見逃してしまうような

ほっそりとして小さいもの、いろんな色のものがありました。

キノコを並べて、名前を聞いたり、食べられるかどうかを確認したりしました。

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お昼ごはんを食べてから最後の方の時間にも、

普段は行かない斜面に行って、キノコをたくさん見付けました。

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自然の小さな営みにも気が付ける視点が身についていくといいですね。

その中から、特別に興味がわくものが見付かっていくかもしれません。

 

外は暑い陽ざしでしたが、林の中は涼しく感じました。

そんな自然の空気の違いも感じることができる貴重な時間です。

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また2学期も楽しみです。(J.S.)